kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



渋谷盆踊り大会が楽しみ

  渋谷の駅前で初となる盆踊り大会が行われました。

www.shibuyabunka.com

 

  これって、街おこしの仕掛けとしてよく出来ていると思うんですよね。

 

  渋谷のイメージって、若者の街なんですよね。

  渋谷のような商業地区では、たくさんの人が出入りするのって大事なんです。ほら、コンビニってお店で買い物しなくても「ありがとうございました」って言うじゃないですか。あれって、建前でなくて本当に人が出入りするのってお店にとってありがたいんですよ。インスタグラムやZOZOタウンなどのネットビジネスもまずはPV(サービス画面を何人がアクセスしたか)をまずはKPIにするじゃないですか。あれも人が集まることが大事ってことです。

  渋谷は人が集まるっていう意味では問題ないのですが、なんせ若者の街なだけあって若者しか行かないんですよね。渋谷でお店をやっている人にとって、これってあまりありがたいことではないんです。客層にバラエティさがないと、お店の品揃えも単調になってきますからね。

 

  今回の盆踊り大会は、年齢層が高めの人達が集まったようです。また、日本文化に興味のある外国人も集まってきたようです。こうして、いつもと違う人を街に集めるイベントになっているんですね。誰が考えたのか知りませんが、よく考えられたイベントです。

 

 

 

稲田防衛大臣の辞任にみる、やめる理由の選択

稲田防衛大臣が辞任しました。彼女にはどんな選択肢があったでしょうか?

考えてみたいと思います。

 

jp.reuters.com

 

 原因は、自衛隊南スーダンでのPKO活動における日報問題です。当初破棄したと言っていた日報が、実は保存されていたのです。

 国会答弁で、稲田防衛大臣は日報は存在しないと発言していたのですが、自衛隊の幹部から日報が存在すると報告をうけていたと噂されています。

jp.reuters.com

 

 もともと、防衛大臣自衛隊というのは緊張感のある関係を求められています。昔、二二六事件という軍部の暴走で日本が戦争に突き進みましたよね。その反省から、民間出身の大臣が自衛隊を管理(「シビリアンコントロール」というやつです)するという仕組みになっています。

 

 実は、稲田防衛大臣は日報が存在した時点で、辞任が確定しています。彼女が選べるのは、どんな理由で辞任するかだけです。選べる選択肢は二つです。

 

(1)シビリアンコントロールの欠如での辞任

 もし、自衛隊が稲田防衛大臣に、日報の存在を秘密にしていたとしてたいら、シビリアンコントロールを利かせられていないことになります。これは、辞任の理由になります。そのため、一旦は「シビリアンコントロールが効いている」と稲田大臣は発言しています。

www.asahi.com

 

(2)虚偽の答弁および隠ぺいの指示による辞任

逆に、自衛隊が稲田防衛大臣に、日報の存在を報告していたとしたら、国会の虚偽の報告をしたことになります。これまた辞任の理由になります。

 

 

 彼女は(1)を選んで辞任しました。彼女は辞任の理由として、どちらを選んだ方が良かったのでしょう?

 (1)の理由を選んだため、自衛隊からは裏切ったように見られているでしょう。また、国民からは、うその理由で辞任したように疑惑を持たれたままとなります。

 (2)の理由を選ぶと、自衛隊からは男っぷり(?)が良いと、彼らを味方にできそうです。

 

まとめ

 やめっぷりって、大切だと思います。稲田防衛大臣は日報が存在した時点で、辞任は決まりでした。選べるのは辞任理由だけでした。

 

 

電通の働き方改革:”効率化”という無茶振り、社員は残業時間削減がポーズだと知っている

クローズアップ現代プラス「電通・密着 ”働き方改革”はなるか?」を見た。

電通の社長へのインタビューを聞いていて、これはダメだなと思った。

 

電通の”働き方改革”

 電通の改革案は「再来年までに労働時間を2割削減」

  • 社員・契約社員の増員
  • 効率的な働き方を評価の対象に
  • PCによる作業の効率化

これらを実施した上で、現在の利益水準を維持する方針だ。

 

要するに、「効率よく働いたら残業しなくても利益が出せるでしょ」、「短時間労働と、利益を出すことの両方をやってね」と電通社長は社員に言っている。

 

残業時間削減と利益の維持の両方を社員に求めると、「残業時間を削減」というのは世間へのポーズだと社員は認識する。全館消灯・強制退去なんて世間への広報でしょう?ハイハイ家に持ち帰って仕事をしますよ、と社員は思う筈だ。

 

真剣に向き合うならば、経営者は「利益が減ってもいい! 責任は社長が取るから、残業するな!!」と言わなければ、社員はそれを本気だと思わない。

 

ヤマト運輸の経営者と、電通の経営者

ヤマト運輸がアマゾンの仕事を断った。大量の仕事をくれるアマゾンに歯向かうのは運送会社として勇気の必要な経営判断だ。それでも、ヤマト運輸の経営者はアマゾンからの仕事を減らすことを選択した。荷物の配達をする現場の人間が疲弊していることを、経営者が分かっているからだ。この選択が利益を減らすのは覚悟の上だ。

 

電通では、長時間残業により社員が自殺した。それでも利益を減らしたくない、経営者のそんな想いがNHKのインタビューに滲み出ている。

会社にいる人間にとって自分の会社が日々縮小していくことに、自分の時間を減らして行くことが、健全な働き方としてあり得るのかというと私はあり得ないと思う。

 

NHKによる社長へのインタビュー内容

NHK 「ファミレスで残業しているそういう社員もいるという実態をご存知ですか?」

 

電通の山本社長「その実態は知りません。そういうことは起こりうるかもしれないということは認識している。ただ非合理的でもやらないといけない状態にうちの会社はあるので、それはやっているが、そうではなくて、もっと合理的に時間と健康をコントロールできる状態になったならば、少なくとも全館消灯 全員強制退去のような非合理的なことはなくなっていく。」

 

NHK「どうこれに対処していけば良いのか? 経営者としてはどうして行くのでしょうか?」

 

電通の山本社長「時間を短くしても従来と同じだけの量と質、あるいは凌駕するようにできるようにして行くことにたどり着かないと、事業が縮小していくということなので、会社にいる人間にとって自分の会社が日々縮小していくことに、自分の時間を減らして行くことが、健全な働き方としてあり得るのかというと私はあり得ないと思う。健康である上に、さらに良いコンディションで仕事ができる、それが社員にとっても仕事にとってもけっかとしてはお客さんにとっても一番いいこと。そのことが実現できるような環境を整えることが責任だと思っている。」

 

まとめ

会社の文化を変えられるのは経営者だけだ。「残業時間削減」と「利益の維持」の両方をやれ、という指示では、会社は変わらない。「残業時間削減」がただのポーズだと社員は見抜くからだ。

片側検定を使うべきでない理由

 片側検定は使うべきではないと思っています。

 その理由を述べますので、詳しい方ちょっと反論してもらえませんでしょうか?

 

はじめに:片側検定に対するネットの情報

to-kei.net

例えば、上のサイトでは

今回の例では、ダイエット薬の効果を確かめたいので、通常はその2の対立仮説を使って、片側検定を行います。

 ダイエット薬は体重を減らす方向にしか働かないとするならば、片側検定を使えとあります。

 私はこれに違和感を覚えます。説明しますので、ちょっと反論してもらえませんか?みなさんの反論を通じて片側検定への理解がネットで共有できると良いなぁと思います。

 

例題

 具体的に例題を使って話を進めます。小学生に授業前の予習時間の効果を検定するとします。

 とあるクラスAの生徒は毎日1時間の予習をさせます(簡単のため、他のクラスの生徒は予習時間ゼロとします)。一年後、学力テーストを実施して、予習時間の効果を検定します。

 

仮説検定 

 仮説検定とは帰無仮説(学習時間の効果が無い)に基づき検定統計量を算出し、それが確率的に低いと判断した場合には、対立仮説を採択するものです。

 例題では、帰無仮説として他のクラス(予習時間ゼロ)の生徒の学力テストの結果の分布が、クラスA(予習時間1時間)にも当てはまると考えます。

 例えば、下のような分布になったとします(横軸:学力テストの点数、縦軸:確率)。そしてクラスAの学力テストの平均店が下の矢印だとします。

 予習時間の効果は無いという仮定(帰無仮説)ですから、高得点側にも低得点側にもばらつく可能性があるため、両側検定を使って検定することになるでしょう。

 今回の場合、有意水準5%とすると帰無仮説を採択し、予習による学習効果は認められないという結論になります。

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 一方、上のダイエットの例になぞらえば、予習してテストの点数が悪くなることはなさそうなため、片側検定を使ってもよさそうです。そうすると、下のように学習効果があるという結論になります。

 しかし、そもそも帰無仮説は学習効果はないというものですから、学習していないクラスの確率分布をもとにして、学力減少側の事象を捨てるのは不合理でしょう。

 

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 このように考えると、片側検定の出番は、帰無仮説に基づいて計算する統計量(今回はクラスAの学力テストの結果の平均値)がプラス側にしか出ない場合だけです。それは、上の例のダイエットの薬ではないでしょう(たまたま体調を崩す等で体重を減らす被験者がいるため)。

 

 すると、片側検定を使う場面って無いように思えるのです。

 

 いかがでしょうか?

 

偏った誘導は、分かりやすいニュースにある

www3.nhk.or.jp

文部科学省によりますと、この法律が施行された平成25年以降、いじめが原因と見られる子どもの自殺は全国で33件に上ります。このうち、第三者委員会による調査が終わった14件のうち、およそ3分の1にあたる5件で、学校や教育委員会が行った初動の調査の段階では「いじめの事実はなかった」とされていたことがNHKの取材でわかりました。 

 学校や教育委員会でいじめが原因ではないと判断された自殺の5件が、後の第三者委員会による調査でいじめが原因と判断がひっくり返った。

 第三者委員会の調査が正しいとして、以下記します。 

 判断がひっくり返る原因として3つある。

  1. 学校や教育委員会の調査では、第三者委員会のものより正しい情報が集まらない
  2. (情報は同一でも)いじめが原因とする基準が学校・教育委員会は緩い
  3. 学校・教育委員会は自己保身のため無難な結論を出しがちである

 1番の場合、学校・教育委員会は調査能力が不足していることになる。2番の場合、基準にバラツキがあるということになり、3番の場合は学校・教育委員会は倫理に劣るということになる。

 実際のところどれなんでしょう?

 上のニュースでは、次のように続けている。記者は言外に3番だと言いたいように感じる。これって読者の誘導である。気を付けよう。

「事実認め対応することこそが子どものために」

(中略)

評論家 尾木直樹さん「法律が現場に浸透せず」 

 

 さらに、上のニュースには別の偏よりがある。

 学校・教育委員会の調査ではいじめが原因と判断したが、第三者委員会の調査でそうではないと判断がひっくり返ったケースについて述べていない。

 

まとめ

 フェイクニュースとは言わないまでも、読者・視聴者を偏った方向へ誘導とするニュースはある。

 クローズアップ現代の元キャスター国谷裕子さんが、その著書「キャスターという仕事」で、分かりやすさを求めすぎてはいけないと警鐘をならしたことを思い出す。

わかりにくいことを、わかりやすくするのではなく、わかりやすいと思われていることの背景に潜む分かりにくさを描くことの先に知は芽生える

キャスターという仕事 (岩波新書)

キャスターという仕事 (岩波新書)

 

 

 

 

 

浦和プリマベラでのんびりランチ

浦和のイタリアンプリマベラでランチをしました。

プリマベラについては以下のエントリを参照ください。

kota.hatenablog.com

 

まずはシャンパン。暑い日には冷えたシャンパンがうまい。

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鮭のコンフィ。70度でゆっくり熱を通して、そのあとバルサミコ酢とオリーブオイルにつけたもの。トマトソースとパルミジャーノチーズを合わせて。

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玉ねぎの冷たいスープ。玉ねぎの甘みがしっかりでている。

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二杯目は白ワイン。ずっしりした味わいのワイン。

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エビの身をほぐしたパスタ。美味しい。

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デザート。満足。

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「空の中」:間違いを犯した者は、それを正そうと行動する。その行動自体が間違いだとは知らないで。

 間違ったとき、君はどうするか? 間違っていたことに気づいたとき、君はその過去をどうするか?

 「空の中」は間違った者が、許されようと行動する。その行動が織りなす物語である。

 

空の中 (角川文庫)

空の中 (角川文庫)

 

 

 「空の中」は、有川浩自衛隊三部作の「空」である。

 この中で巨大未知生物の出てくるが、これは話の中心ではない。ストーリ設定の舞台である。この舞台上で出演者は夫々の間違いとその後を生きる。

 

 白川真帆は、自分の間違いを母親に非難され、その許しを得るために巨大未知生物を滅ぼそうとする。母親の非難は母親の間違いであり、許しを過ちを求めること自身にもはや意味がない中で。

「母に言っても意味なんかないわ、喋らないんだもの!私が今までどれだけ謝ったと思っているの!?起こったままで固まって私を許そうとなんかしないのよ!仇を討つ以外どうしろって言うの!?」

「そらぁ、お母さんはよう許さんわ」

宮田は当たり前のように言った。

「お母さんが間違うちゅうがやき。間違うちゅうほうが間違うてないほうを許したりはできんろうがね」

 母に許して欲しかった真帆。真帆がすべきは間違った母を許すことであった。

 

 瞬は、父親を事故で失った。その後しばらくして、小さな未知生物フェイクを拾い育てる。ある日、巨大未知生物が父親の事故の原因であり、それとフェイクは同一種族であることを知る。父親を失った傷の癒えぬ瞬は、間違いと知りつつ八つ当たりでフェイクに仲間を襲うよう命令する。その間違いを正すために瞬は行動する。

「俺、フェイクに仲間を殺せって言ったんだ。佳江を助けろって、助けるために仲間を殺せって。間違っているのわかっててそう言ったんだ。八つ当たりでフェイクに仲間を殺させたんだ。フェイクは俺のために仲間を食べてるんだ。」

「あの人の言うことは間違ってるけど、間違った方でどんどん押し進んだら、一周して正解に着くかもしれないって」

 

 間違いを抱える瞬と真帆はともに行動する。彼らの行動は間違いを正すことはできるのか?

 瞬の祖父的な存在である宮じいは優しく厳しい。

 一度間違えたことを正解にすることはできるのかと聞かれて

 「そらぁ、無理よ」「いっぺん間違うたことは間違うたことよ。それは人間がごまかしても、世の中とか道理とかそういうもんが知っちょらぁ。それが間違いじゃとね。どれだけ上手にごまかしちょっても、後になったら間違うちゅうもんは間違うちゅうと、ちゃんと分ってしまうもんよね。」

 間違えた瞬は救われる道はないのだろうか?

「間違うたことを正しかったことにしようとしたち、いかんわえ。神様じゃないがやき、あったことをなかったことにはできん」「間違うたことは間違うたと認めるしかないがよね。辛うても、ああ、自分は間違うたにゃあと思うわんとしょうがないがよ。」「間違うことをごまかしたらいかんがよね。次は間違われんと思いながら生きていくしかないがよ。」

 

まとめ

 「空の中」は、間違った者が許されようと行動し、それらが織りなす物語である。間違いを正そうとして、間違いを重ねる。宮じいは言う

「ごまかそうとすればするほど後の揺り戻しはひどうなるわね」

彼らの行動は揺り戻しを大きくしていく。

 

 最終章「最後に救われるものは誰か」で、誰が救われるかはお楽しみ。