kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



読書

有川浩のヒア・カムズ・サン:二人の作家を比較させる野心的で勇気のある本

ヒア・カムズ・サンは、野心的で勇気の本である。 ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫) 作者: 有川浩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/09/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (21件) を見る 真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。彼は幼いこ…

有川浩「植物図鑑」:女子の好きな男とはこういうもの、ほのぼのとした同居生活を描いた小説

有川浩の小説「植物図鑑」を読んだ。ほのぼのとした小説でした。 植物図鑑 (幻冬舎文庫) 作者: 有川浩 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2013/01/11 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (66件) を見る 主人公さやかは自宅の前で…

小説「ナミヤ雑貨店の奇跡」は、東野圭吾の筆力が素晴らしい

東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」は、ナミヤ雑貨店を舞台に展開されるタイムトリックによる不思議なお話しです。 ナミヤ雑貨店に隠れた泥棒は、32年前の過去から届く手紙に困惑する。手紙の内容は身の上相談。しかたなく泥棒たちはその身の上相談に応じる。ス…

「読まずに死ねない哲学名著」:常識に縛られている自分を認識し、それから解放される術を学ぶ本

「私は何のために生まれてきたの?生きてる意味なんかないじゃん」。これはある映画のセリフである。主人公は自分が望まれずに生まれたことを知って、こう言ったのだ。よくあるセリフだが、ここにはある常識が含まれている。人が生まれるのには意味がある、…

クジラの彼:自衛隊員の恋愛物語

有川浩の「クジラの彼」は、自衛隊員の恋愛話だ。 クジラとは潜水艦の喩えだ。そして「クジラの彼」は、潜水艦乗務員を彼氏にもつ女の子の話。 潜水艦乗りは、出航予定・帰港予定などすべてが国防上の秘密だ。そんな彼氏を持つ彼女はつらい。何せ、突然彼氏…

最強の「服選び」:センス良くはならないがセンス良く見せることができる、具体的で簡単な指南書

30歳以上男子、特にサラリーマンのためのファッションの本だ。そして、センスが良くなる本ではない、センス良く見せる本だ。 おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」 作者: 大山旬 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2016/10/21 メディア: 単…

「海の底」:言い訳して逃げてた過去を無かったことにしたハッピーエンド

有川浩さんの「海の底」の感想です。 海の底 (角川文庫) 作者: 有川浩 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング 発売日: 2009/04/25 メディア: 文庫 購入: 20人 クリック: 152回 この商品を含むブログ (213件) を見る 最後のページ。このセリフに、物語…

価値観が多様化し消失した、今は共感という湿った空気を呼吸する

コミュニケーションと孤独についてつらつら記事を先日書きました。その続編です。 kota2009.hatenablog.com 社会学者の宮台真司は「日本の難点」の中で、昔(1960年代をイメージして欲しい)は人間が引越しをしなかった、それが引越しをすることで(つまり人…

「やわらかロジカルな話し方」:ネットには見つからない会話のコツ、話すのが苦手な人に読んで欲しい

セールス・商談・打ち合わせ等、様々場面で「話す」機会がありますよね。ビジネスだけでなくプライベートでもうまく話す技術があると、得することが多くあります。 でも、「話すのが苦手」と思っている人もいます。自分が話した事が、相手に受け止めてもらえ…

「空の中」:間違いを犯した者は、それを正そうと行動する。その行動自体が間違いだとは知らないで。

間違ったとき、君はどうするか? 間違っていたことに気づいたとき、君はその過去をどうするか? 「空の中」は間違った者が、許されようと行動する。その行動が織りなす物語である。 空の中 (角川文庫) 作者: 有川浩 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシ…

「論より詭弁」:議論では論理より詭弁が役に立つ

論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書) 作者: 香西秀信 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2007/02/16 メディア: 新書 購入: 8人 クリック: 86回 この商品を含むブログ (48件) を見る ニーチェは言った、悪とは弱者の自己正当化であると。 論理的な議…