池上彰さんの「伝える力」を読んだ際のメモです。整理したものは昨日のエントリにあります。
- そのことを知らない人に伝えられるだけ、それを理解することが必要
- 文章力向上には、他人のアドバイスを聞くことが不可欠。他人のアドバイスを聞き入れる謙虚さが必要。
- 良い聞き手になる
- 相手が話したくなる話題を振って、時に親身になり、時に感心し、時に大きくうなずいて気持ちよく話してもらう
- つかみが大切
- 思いやりとマナーが必要、何でもアリではない
- 日本には「けしからん罪」がある、 cf アメリカは「成功した(儲けた)人が偉い」
- 日本人は成功した人をズルイと感じる
- 日本は嫉妬社会、成功しても謙虚さが必要(「みなさんのおかげです」という態度)
- 人間には理屈ではない感情がある、「ごめんなさい」「ありがとう」という態度で他人と接するのは大事
- 調査する前に、報告書のフォーマットを作っておく
- ゆるやかな演繹法
- 仮説を立てておく、調査で仮説を検証する
- 調査報告で大切なのは、雑感(現場で仕入れた肌感覚)
- 抽象的な文章で書かれた一般論は、悪い報告書
- 文章力の向上のための訓練法
- 他人の文章を要約する
- 他人の文章を書き増す
- そして、それから という接続詞は使わない(論理がはっきりしていれば不要なため)
感想
本質とは何か? 本質を目的に対して一番大切なことと定義するならば、分かったことの中から一番大切なことを選んで本質と呼ぶしかない。これは本質を狙って調べるということはできないことを意味する。パラドックスだ。
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/04/19
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