kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Amazon Web Serviceの進化

 Amarzon Web Service(AWS)のカンファレンス"re:Invent"がラスベガスで行われている。このカンファレンスでの基調講演の内容が明快で素晴らしい。AWSの主張は、安い凄い、の2点である。
 「安い」については、クラウドプライベートクラウド(企業のデータセンタ)より70%オフのコストである。(IBM,HP,オラクルなどの)ベンダーがプライベートクラウドを勧めるのは、その70%を彼らの収益とするためだ、と言っている。明快なロジックである。

オンプレミスよりも初期投資が柔軟になるためだ。2つ目の理由は、オンプレミスよりもコスト削減ができるためだ。IDCの調査では、クラウドの総所有コスト(TCO)は5年で70%も安価だという。

エンタープライズがクラウドへ移行する6つの理由。AWS re:Invent基調講演(Day1)

プライベートクラウドでは、クラウドのメリットは得られない。高価な初期投資がかかり、運用コストもかかるし、キャパシティも制限がある。調達には時間がかかるし、コア事業にフォーカスできず、グローバル展開もできない。
(中略)
なぜ、保守的なテクノロジーベンダはプライベートクラウドにこだわるのだろうか? その答えは経済性にある。彼らは何十年にもわたって高い利益を得てきた。それに対してクラウドは破壊的なのだ。

Amazonはハイマージンをむさぼる既存の「偽装クラウド屋」とは違う。AWS re:Invent基調講演(Day1)


凄い」については、莫大な量のメモリを使用できる「ハイメモリインスタンス」と、莫大な量のストレージを利用できる「ハイストレージインスタンス」を用意したと言っている。つまり、AWS以外の他のクラウドではできない凄いことを用意したぞと言っている。

多くの顧客にとってアメイジングなアプリケーション構築の助けになる2つのインスタンスを発表しよう。

1つは「ハイメモリインスタンス」タイプ。240GBメモリと2つの120GB SSDを備えている。これは大規模インメモリ処理、インメモリデータベースやインメモリアナリティクスのためのインスタンスだ。

もう1つは「ハイストレージタイプ」だ。117GBメモリを備え、24本の2TB HDDを用意した。つまり48TBのディスクスペースを持つ。これはベリーベリーベリーラージアナリティクス処理に適している。あるいは、大規模なMapReduceを走らせている方から、こうしたインスタンスタイプはないのかと聞かれていたものだ。

[速報]Amazonクラウド、インメモリデータベースと大規模データ分析に適した2つの大型インスタンス「ハイメモリ」と「ハイストレージ」を発表。AWS re:Invent基調講演(Day2)

まとめ

 re:InventでAmazonの主張は

と非常に明快である。