お盆休みに、シンガポールに遊びに行ってきました。本エントリは、その記録です。
一日目
羽田空港
今回は羽田発のANA便で芯がボールに移動です。やはり成田と比べて羽田は近くて楽です。全然楽です。
羽田空港に到着すると、スーツケースをANAの空港カウンタに預けて、両替をしました。1シンガポールドル84円のレートで、200シンガポールドル分を日本円と交換しました。高額紙幣は使いづらいので、すべて10ドル紙幣にしてもらいました。
そして、イミグレーションを通過し、免税店で買い物しながら出発時間を待ちます。免税店だけでなくフードコートもありますので、お腹がすいている人はここで食べると良いでしょう。シンガポールは、タバコの持ち込みに税金がかかるので免税店でタバコを買うのは止めた方がよい。また、ガムは持ち込み禁止ですので、注意が必要です。
出発時間の間ぶらぶらしているとエヴァエアのキティ柄の機体があって、結構可愛かった。
機中
今回の機体はボーイング787でした。新型の機体だけあって設備が整っていて、トイレにはウォシュレットがついていました。また、映画も良いものが揃っていて、往復でアメージングスパイダーマン2、トランスセンデンツ、Wood Job!、名探偵コナン 異次元のスナイパーの4本を見ました。
ANAのシンガポール便はアルコールも無料で出してもらえます。私は、ウィスキー(シーバスリーガル12年)の水割りと赤ワインをもらいました。水割りは、シングルをお願いしたのですが、濃い水割りが出てきました。まぁ、困らないけど。
機内食は和食(柳川風あんかけごはん)と洋食(チキンカレー)から選べます。私は和食を頼みました。なかなか美味しい。その後しばらくするとおやつにパンが出ます。バター風味でこれも美味しい。
ウィスキー
チャンギ空港
シンガポールのチャンギ空港に到着すると、イミグレーションで入国手続きです。入国カードはパスポートにホッチキス止めしてくれないので、失くさないようにしないといけません。
空港を出ると地下鉄(MRT)でホテルのあるCity Hall駅まで移動です。空港のMRTの案内に従っていけば迷わず駅に着きます。駅のTicket Office(チケットオフィス)でEZ Link Cardを買います。EZ Link Cardは日本でいうSUICAみたいなものです。シンガポールではMRTで移動するのが楽なので、購入しておいた方が良いでしょう。ただし、チケットオフィスは良く閉まっているようです。私の時も閉まっていました。そんなときは、あきらめずに駅の改札にあるカスタマーサービスで買いましょう。EZ Link Cardは12シンガポールドル(7ドル分がチャージされています)。
ホテル
MRTでCity Hall駅に着き、改札を出るとすぐRuffles Cityというショッピングモールに出ます。私の泊まったホテル(Swissotel The Stamford)は、Ruffles Cityに直結しており楽でした。
ホテルのカウンタでチェックインする際には、全く日本語が通じませんのですべて英語です。チェックインのときの英語は決まり文句ばかりですので、簡単です。
エスプラネード多目的ホール
ホテルに荷物を置くと、そのまま徒歩でエスプラネード多目的ホールに移動。Marina Bay Sands(マリーナベイサンズ)で午後8時から行われるイベント Wonder Full(ワンダフル)を見るためです。ワンダフルは光と音楽のショーで、噴水で作った水のスクリーンに映像を投影することが有名です。きれいでした。しかし、エスプラネード多目的ホールからは遠くて、このスクリーンの映像は見ることができませんでした。
エスプラネード多目的ホールから見たマリーナベイサンズ。
マーライオン公園
ワンダフルが終わると、徒歩でマーライオン公園に移動。ここには大きいマーライオンと小さいマーライオンがそれぞれあります。このマーライオンはwikipedia:世界三大がっかりなどと呼ばれているようですが、夜に行くと夜景も綺麗なこともあって満足でした。
大きいほうのマーライオン。
小さいほうのマーライオン。奥に見えるのが大きいマーライオン。
マーライオン公園の標識。観光地だけあって日本語でも書いています。
夜ご飯は、マーライオン公園の小さなレストランで食べました。シンガポールはご飯が高い(正確には、交通費以外のすべてが高い)とは聞いていましたが、チキンホットヌードルが16ドル(1500円くらい?)と高いことにビビりました。後で分かりましたが、どこでフードコートで食べてもこの程度の値段がします。食費が高い。。。
二日目
朝ごはん
今回は、ホテルに朝ごはんを付けました。ご飯の高いシンガポールでは、ホテルで朝ごはんを食べた方が安いと思ったからです。朝ごはんを食べる場所は、CAFE SWISSとASIAN MARKET CAFEの二つのうちどちらでも食べることができます。メニューは同じですが、CAFE SWISSの方が天井が高くて気持ちいが良いです。また、天井が高い分だけ話し声が響かず静かです。
料理の種類は無茶苦茶多いです。シンガポールは、中国人、インド人、マレー人から構成され、さらに観光の国のため様々な国の人がいます。これらの人々に対応するためでしょう。点心、味噌汁、チキンのウインナー、ポークのウィンナー、ビーフのウィンナー、カマンベールチーズ、アジアン麺等、色々選べて楽しい。
席に案内されたとき、Cafe? と訊かれます。Yesと答えるとコーヒーが出てきますが、カプチーノというとカプチーノが出てきます。ただ、発音が少し難しいので頑張りましょう。発音記号としては、/k`æpətʃíːnoʊ, kὰːpʊ‐/ですが、まぁカプチーノと、”カ”と”チー”を強く発音すると通じやすいです。
CAFE SWISSの朝食の様子。天井が高くて気持ちが良い。
バイキング(バフェ)方式で好きな料理を選ぶことができる。パンのコーナには、切ったハチの巣が置かれていて、そこから染み出る蜂蜜を楽しむことができる。
食べ終えて雑談していると、すぐにスタッフが皿を引いていきます。油断していると、皿の上に置いたフォークも持っていかれるので、もう一皿欲しくなった時におかわりできません。スタッフに、"I'd like to have a fork."と言えば、もらえます。
Raffles Hotel(ラッフルズホテル)
朝食後は、ホテルの隣にあるwikipedia:ラッフルズ・ホテルに遊びに行きました。ラッフルズホテルは、いわゆる高級ホテルで、村上龍の小説ラッフルズホテル (集英社文庫)で日本人に有名です。例えば、楽天トラベルで宿泊料を調べてみると、最低でも800ドル(約7万円)です。
ラッフルズホテルには、有名なものが3つあります。
一つ目は、お土産屋さん。客の9割は日本人である印象でしたが、それだけあって店員も日本語が分かります。
二つ目は、Tiffin Room(ティフィンルーム)のハイティー。つまりアフタヌーンティーです。ここに関しては、「名門ラッフルズホテルのハイティーの実態とは?ティフィンルーム」(シンガポール在住☆ジュリアのブログ)に詳しい。ここも日本人が9割でした。。
三つ目は、Long BAR(ロングバー)のカクテル シンガポールスリング。これも、上の村上龍の小説が有名にしたのでしょう。
宿泊客ではない私は、土産物屋を覗きつつ、ショッピングモール部分を散歩していました。さすがに高級ホテルだけあって、建物の部材一つ一つが凝っていてよかった。
ラッフルズホテルの正面。白い建物が美しい。
ホテルのドアマン。この衣装はどこの国なのでしょう?創始者のアルメニア人に何か関係するのでしょうか?
ホテルの内部。オレンジの屋根と白い壁のコントラストが美しい。
ホテルの中庭。シンガポールでは、水を溜めることを法律で禁止している(蚊の発生を防ぐため)。それでも噴水があるというのは、何か対策しているのでしょうね。対策してまで雰囲気を作るところに感心。
ラッフルズホテル内の案内図。日本語で書かれている。日本人客が多いことを感じさせる。
セントーサ―島
ラッフルズホテルで遊んだあとは、セントーサ―島に移動。セントーサ―島は、日本のディズニーリゾートのようにホテルとアミューズメント施設が集中している(住宅等がない)。そのためか、セントーサ―島内での移動は、バスにせよ、モノレール(セントーサ・エクスプレス)にせよ無料。さすが観光国。日本も本気で観光立国を目指すなら、これくらいのことを考える必要がありそう。セントーサー島の移動はケーブルカーは有料ですので注意が必要です。しかも結構高い。
ラッフルズホテルからエスプラネード駅まで歩き、MRTでハーバーフロント駅まで行き、そのあとセントーサ・エクスプレスのウォーターフロント駅へ移動します。エスプラネード駅で、EZ Link Cardにお金をチャージしようとしたのですが、券売機ではうまくいかず。券売機のインターフォンでサービスマンに助けを求めたら、君の後ろのアシスタントに頼めとあっさり言われました。そのアシスタントに頼むと苦戦しながらもチャージしてくれました。なにかコツがあるのでしょうか。
ウォータフロント駅からシーアクアリウムへ行く途中にあったBread Talkというパン屋さんで昼ごはん。このBread TalkとToast Boxという店はシンガポールでたくさんみかけました。
Bread Talkで売っていたキティのお菓子。可愛い。
シーアクアリウムは水族館です。水族館に入館するとどでかい船が見えます。この船の前で定期的にイベントが行われています。このイベントは以降のイベントの布石になっているので、是非見ましょう。
でかい船。
館内を進むと、イベントを見て行けと係りのお姉さんが誘います。通常は有料らしいのですが、今の時期は無料らしい。これは素晴らしかった。昔の中国?の船の乗組員として船に乗り組むようなストーリが設定されます。そして、船内を模した部屋に通されます。出港した船は嵐に合い、沈む。この嵐から沈む過程が、360度ビューの画面・部屋の温度・椅子のゆれで表現されて、迫力があります(ただし、寒いので上着があった方がよいです)。沈んだ船から部屋を出ると、水層があり魚が泳いでいて、まるで海の中にいる気分で、魚と出会うことができます。
沈没した船から出ると、大水槽がある。
枯葉のように見えるが、実は魚。こんな珍しい魚も見ることができる。
水族館を見終わると、バスでマーライオン・タワーに移動。マーライオン・タワーは有料ですが上ることができます。
でかいマーライオンタワー。高さ37メートル。
マーライオンタワーの上から見た海。船がいっぱい。さすが自由貿易の国。
ガーデン・バイ・ザ・ベイ
セントーサー島から移動し、MRTのベイフロント駅でおり、ガーデン・バイ・ザ・ベイという公園・植物園に行きました。ここは7時45分から光のショーがあります。
この頃には歩き過ぎでクタクタになっていることと、駅名が ウォーターフロント、マリーナフロント、ベイフロント、ハーバーフロントと似ていることの二つから、混乱しながら電車を乗り継いでいました。。。
ガーデン・バイ・ザ・ベイの光のショー
上述したマリーナベイサンズの光のショー。水のスクリーンの前は大群衆で全然見えなかった。早めにいく必要があるようです。
遊んでクタクタになったので、ホテルに戻りました。
三日目
City Hall周辺の散歩
遊び過ぎてクタクタになった前日の疲れが取れず、朝からなんとなく体がだるい。そこで、午前中はCity Hall周辺の散歩をしました。
チャイムスは、教会を中心にレストランが並んでいます。並んでいるレストランが、牛角・白木屋・温野菜・達と日本のお店が多く、驚きます。教会は雰囲気があって良いです。
アルメニアン教会は、旅行ブログにあまり乗っていない旅の穴場。アルメニア人により立てられた教会*1で、小さな教会だけれど庭のオブジェが面白い。十字架を背負って倒れている人など、ここで何が有ったのか想像力が刺激される。
チャイムス
アルメニアン教会の庭のオブジェ。何故に十字架を背負って地に伏しているのだろうか?
小さいながらも小ぎれいなアルメニアン教会の内部。
鼎泰豐(DIN TAI FUNG:ディンタイフォン)
お昼ご飯は、ラッフルズシティの地下フロアにある鼎泰豐で。鼎泰豐は台湾の点心の有名店です。日本にもいくつかお店があります(鼎泰豐のホームページ)。
混んでました。私は12時前に行って、ぎりぎり席がありました。それ以降は、入店待ちの列ができていました。
小龍包、エビラーメンを頼みました。ジューシー、プリプリで美味しかったです。
ナイトサファリ
午後5時30分頃、タクシーを拾ってナイトサファリに出発。6時には到着。22ドルでした。安い。
ナイトサファリの仕組みを良く理解せずに現地に行ったものですから、色々混乱しました。そのため、まず、簡単にナイトサファリの制度を記します。
ナイトサファリの開園時間は午後7時。ただし、チケット売り場やレストラン・ショップ等は6時前には開いています。ナイトサファリに入場すると、(1)各自、徒歩で回る、(2)徒歩で回るツアーに参加する、(3)トラムに乗って回るツアーに参加することができます。さらに、7時30分と8時30分からはショーがあります。
さて、ナイトサファリに到着すると、入場券を求める人と日本語トラムを予約する人でゴチャゴチャになっていました。基本は、入場券を買う窓口に並べば、そこで入場券と日本語トラムの予約ができます(英語とラムは予約なし)。ネット等で入場券を既に購入している人は、日本語トラムを予約する窓口に並ぶことになります。この区別が十分説明されておらず、私は入場券を持っていないのに日本語トラムの予約窓口に並び、係の人に入場券の無い人はここでは予約できないと拒否されました。。。。
さて、英語に自身の有る人でも、日本語トラムを予約することがお勧めです。英語トラムは予約が無いため、乗車待ちの列に並ぶことになります。しかし、この待ちの列が長い。私は1時間以上並びました。こんなことなら、日本語トラムを予約しておけば、予約時間の直前に乗り場に行けば良いので楽でした。
ナイトサファリのトラムに乗ると、途中で駅ばあるので、そこで降りて以降徒歩で回ることも出来ます。逆に最初は徒歩で回って途中でトラムに乗ることもできます。時間のある人は、まずはトラムで回って説明を一通り聞いた後、徒歩でもう一度回るのが良いでしょう。
ショーは、動物が簡単な芸をするのですが、なかなか面白く楽しめます。ただし、こちらも混むので席の確保が大変です。早めに行きましょう。できれば、7時開演と同時にすぐ会場に行くのがよいです。
帰りは、タクシー乗り場からタクシーを拾って、ホテルに戻りました。帰りは20ドルでした。安い。タクシー乗り場は、たくさんの人がタクシー待ちをしていますが、タクシーもどんどんやってきますのですぐ乗れます。
さて、ナイトサファリに個人で参加しましたが、何らかのツアーに参加するのが楽です。入場券の確保してもらえますし、レストランの席も予約しておいてもらえます。ショーの席もリザーブしておいてもらえるので、すごく楽だと思います。
入園前の客を退屈させないように、ファイヤーショーが行われる。
4日目
オーチャードロード
オーチャードロードは、日本で言うと銀座みゆき通りみたいなところです。ハイブランドのお店が並んでいる通りですが、歩道が広くて歩きやすい。私は、買い物をしませんでしたが、買い物をするつもりで歩くと楽しいと思います。お昼ご飯は高島屋のフードコートでベトナム料理を頂きました。
オーチャードロードは、ハイブランドの店が並んでいる。
利苑(Lei Garden Restaurant:レイガーデン)チャイムス店
夜ご飯は中国料理レイガーデン。オーチャードロード店はなくなっていたので、チャイムス店に行きました。レイガーデンに行くときは、JCBプラザを介して予約するのがお勧めです。JCBプラザに電話をして、レイガーデンの予約を頼みます。このとき、JCBの提携コースを頼むと、豪華メニューを安く(それでも750ドルしますが、、)食べることが出来ます。中華料理は一皿が大きいので、少人数だと色々な料理を頼むことができません。しかし、JCB提携コースだと一皿の量が抑えられていて、様々な料理機を楽しむことが出来ます。さらにコスパ良し。
レイガーデンのJCB提携コースのメニュー
5日目
チャンギ空港
ホテルからタクシーでチャンギ空港へ。MRTで移動しても良かったのですが、観光であちこち回った疲れが今ひとつ抜けていなかったので、タクシーにしました。15ドルくらいだったと思います。
チャンギ空港では、案内機が優れものでした。自分の飛行機の便名を入れると、チェックインカウンターの場所やゲートの場所を表示してくれます。チェックインした後は、イミグラントで出国手続きをして後は免税店で時間をつぶします。チャンギ空港はターミナルが3つあり、出国後もモノレールでターミナル間を移動できます。私はターミナル2でしたが、ターミナル3の方が開放感の有る作りになっており、設計が新しい感じがしました。
チャンギ空港のごみ箱。カラフルなデザインがかわいい。
チャンギ空港のとある風景。
番外
可愛いキャラクタ
シンガポールの街を歩いていると、可愛いキャラクタを見かけます。