春になり、バラの手入れを始めます。私は数株のバラを育てています。個々のバラの成長記録は個別のエントリに記します。ここでは、施肥や殺虫剤散布のような、各バラ共通の作業を記します。
2016年3月12日
今年初めての殺虫剤・殺菌剤の散布をしました。使用したのはベニカXファインスプレー。今の時期に薬剤散布をしておくと、5月になったときの病気や虫の発生が少なくなります。そして、結果的に薬剤の使用量が減ります。
下の写真は、昨年挿し木したシェエラザード。元気に芽吹いています。
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2016年3月26日
今年2度目の殺菌剤散布をしました。使用したのは、マイローズ殺菌スプレー。同じ種類の殺菌剤を連続して使うと耐性菌ができるので、異なる種類の殺菌剤を使います。今回使ったマイローズ殺菌スプレーは、EBI系の殺菌剤で、前回使ったベニカXファインスプレーはアニリノピリミジン系の殺菌剤です。この二つでローテーションします。
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水やりは、今の時期は1〜2週間に一回のペースで行っています。バラの鉢苗の水やりはよく”表面の土が乾いたらたっぷりやる”と言われます。しかし、今の時期はこれだと水やりが多過ぎます。株の葉の数が少ないため、根からの水の吸い上げが少なく、そのため、鉢中の水分が多く残るためです。表面の土は乾いているけれど、鉢の中の水分が多く残っている状態になりがちです。
2016年4月9日
今年3度目の殺菌剤散布をしました。バラの葉っぱも増えてきましたので、ハンドスプレーはやめて噴霧器を使いました。使用した薬剤は、サンボルドーとサルバトーレを混合しました。サンボルドーは予防剤で、サルバトーレは治療剤です。これらの詳細は、別エントリの「バラの殺菌剤を調べる」を参照下さい。
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2016年4月23日
今年3回目の殺菌剤散布をしました。使用したのは、エムダイファー水和剤。この薬剤の成分はマンネブです。
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エムダイファー水和剤は、有機硫黄系の薬剤です。前回は無機銅系の薬剤であるサンボルドーを使ったため、別系統の薬剤でローテーションをしています。(サンボルドーは耐性菌が出にくいようで、ローテーションはあんまり必要ではないのかもしれません。まぁ、念のためローテーションしています。)
薬剤については、別エントリに書いていますので、ご興味があれば参照してください。
- 「バラの殺菌剤を調べる」(殺虫剤、殺菌剤についてまとめています)
- 「バラの育て方:効果的な病害虫対策」(私がお勧めする薬剤を記しています)
今の時期は、バラの花のつぼみが大きくなってきています。一方で、バラゾウムシも出てきていて、つぼみを枯らしていきます。せっかく大きくなったつぼみが枯れると、がっかりします。そのため、つぼみにだけ、ベニカXファインスプレーを吹いておきました。
2016年5月8日
今年4回目の殺菌剤散布をしました。使用したのは、サンボルドーとトップジンMを混合しました。
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2016年5月28日
今年4回目の殺菌剤散布をしました。使用したのは、サンボルドーとサルバトーレを混合しました。サンボルドーは耐性菌がでにくいといわれています。そのため、サンボルドーは前回と同く使い、トップジンMの代わりにサルバトーレを使いました。
2016年6月11日
今年5回目の殺菌剤散布をしました。エムダイファー水和剤とトップジンMを混合して使いました。梅雨の季節は、黒星病が怖いですね。
気温が上がると病気は出なくなります。そのため、秋まではこれが最後の薬剤散布です。
2016年7月17日
暑くて、水やりをするのが面倒になってきました。そこで自動散水機をセットしました(詳しくは「自動散水機 SAW-1を購入」を参照ください)。秋までメンテナンスフリーで、バラを育てます。