kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



稲田防衛大臣の辞任にみる、やめる理由の選択

稲田防衛大臣が辞任しました。彼女にはどんな選択肢があったでしょうか?

考えてみたいと思います。

 

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 原因は、自衛隊南スーダンでのPKO活動における日報問題です。当初破棄したと言っていた日報が、実は保存されていたのです。

 国会答弁で、稲田防衛大臣は日報は存在しないと発言していたのですが、自衛隊の幹部から日報が存在すると報告をうけていたと噂されています。

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 もともと、防衛大臣自衛隊というのは緊張感のある関係を求められています。昔、二二六事件という軍部の暴走で日本が戦争に突き進みましたよね。その反省から、民間出身の大臣が自衛隊を管理(「シビリアンコントロール」というやつです)するという仕組みになっています。

 

 実は、稲田防衛大臣は日報が存在した時点で、辞任が確定しています。彼女が選べるのは、どんな理由で辞任するかだけです。選べる選択肢は二つです。

 

(1)シビリアンコントロールの欠如での辞任

 もし、自衛隊が稲田防衛大臣に、日報の存在を秘密にしていたとしてたいら、シビリアンコントロールを利かせられていないことになります。これは、辞任の理由になります。そのため、一旦は「シビリアンコントロールが効いている」と稲田大臣は発言しています。

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(2)虚偽の答弁および隠ぺいの指示による辞任

逆に、自衛隊が稲田防衛大臣に、日報の存在を報告していたとしたら、国会の虚偽の報告をしたことになります。これまた辞任の理由になります。

 

 

 彼女は(1)を選んで辞任しました。彼女は辞任の理由として、どちらを選んだ方が良かったのでしょう?

 (1)の理由を選んだため、自衛隊からは裏切ったように見られているでしょう。また、国民からは、うその理由で辞任したように疑惑を持たれたままとなります。

 (2)の理由を選ぶと、自衛隊からは男っぷり(?)が良いと、彼らを味方にできそうです。

 

まとめ

 やめっぷりって、大切だと思います。稲田防衛大臣は日報が存在した時点で、辞任は決まりでした。選べるのは辞任理由だけでした。