kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



地方が箱ものを作るのは、国の要求だった

 今日の日経新聞の記事は攻めていましたね。

 

日経新聞朝刊 2017/10/24】(私見卓見)行政は地域活性化に手を出すな

 

地域活性化”という言葉は耳障りが良くだれも反対できないため、地方自治体が地域活性化競争に放り込まれている。

 しかし、国からは「アイデアを出せ」「人口を増やせ」などさまざまなビーンボールが飛んでくる。計画づくりに職員が忙殺され、悲鳴を上げている自治体も多い。こうして国が用意するメニューに即した地域活性化策が進行する。始めは国の補助金や優遇策によって見かけの負担が少なくても、しだいに積み上がる債務や維持管理コストで自治体の余力がそがれる。さらに行政サービスが見劣りするようになれば、町から出ていく住民が増える。

国からのビンボール”という表現にしびれました。

この記述から、地域活性化策の検討を地方自治体に国が要求していると伺える。

 

 やったことのある人は分かると思うが、この手のアイデアを出すのはツライ。アイデアに窮して、道路を作って人の交流を増やす、駅前に交流センタービルを建てて地域の交流を増やす等、パッとしないアイデアを国に提案してしまう様子が透けて見える。

 その結果、道路・ビルなどの箱モノが地方に増え、そのメンテンナンスコストが地域経済を圧迫していくデスマーチ