kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



善意のダブルブッキング

 あなたは一日にお金をいくら使いますか?
 一日に200円以下で暮らす人たちが世界に約40億人います。彼らはひと月に6000円で暮らしている計算になります。世界は貧しい人で溢れています。
 彼らの100円と日本の100円では重みが違います。100円を使って日本でジュースを買うより彼らに寄付する方がコストパフォーマンスの点で良いです。それで私は[プラン・インターナショナル・ジャパンを通じて毎月数千円の寄付をしています。見返りはいい気分になれること、つまり自己満足が得られることです。

 先日、駅前で国境なき医師団のメンバーに呼び止められました。そのメンバーは彼らの活動を紹介し、世界の貧しい人々に寄付をしないかと私を誘いました。
 申し訳ない。私は彼らの活動には共感するが、既にプラン・インターナショナル・ジャパンを通じて寄付を行っており、彼らを通じた寄付は行わないことを説明しました。複数団体に寄付を行うよりも一つの団体にまとめて寄付する方が、事務コストが減って効率的だと思っております。

 国境なき医師団だけでなく日本ユニセフ協会日本赤十字社など多くの団体を通じて海外に寄付をすることができます。ではどこの団体がベストなのでしょうか?
 プラン・インターナショナル・ジャパンは、女の子の支援(教育等)に積極的です。一方、国境なき医師団は医療活動に積極的です。教育と医療のどちらが必要か?なぜ私はプランを選んだのか?答えは「ただ何となく」です。まぁ活動内容はお任せで、うまく私のお金を使って下さい、というスタンスです。つまり、お金は出すけど自分の汗はかかない、ついでに他人の汗にも興味が無い、ということです。
 このようなことを国境なき医師団のメンバーに伝えたところ、困惑したような表情をしていました。ま、そうでしょうね。ひとしきり話をして、「ごめんね」といってその場を去りました。
 後で調べると、国境なき医師団は、支出の中で管理費の割合がが少なくて効率的にお金を使っているようです。プラン・インターナショナル・ジャパンはお金の3%が管理費に消えていますが、国境なき医師団は1%程です。もったいない。そういってもらえると、私もプラン・インターナショナル・ジャパンから国境なき医師団に乗り換えたのに。

まとめ

 私の寄付する理由はコストパフォーマンスが良いからです。国境なき医師団などの支援団体の皆様は、その活動の人道的な意義をアピールするだけでなく、資金支出の効率の良さをアピールすると、私のような人間には響きます。