kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



東京カメラ部写真展できっかけをつかもう

 東京カメラ部写真展には、2種類の人間が来ます。写真を撮る人間と、写真を撮られる人間つまりモデルです。

 東京カメラ部は、日本最大の写真投稿facebookサイトです。ここに投稿された190万枚の写真から選んだ作品を展示するのが、東京カメラ部写真展です。190万枚という数から分かる通りレベルの高い写真展です。

 

(東京カメラ部写真展2017より*1 )


写真を撮る人にとっての写真展

 写真を撮る人にとって、この写真展は二つの意味で参考になります。 

 一つ目は、この写真展の作品がとても参考になることです。様々なカメラマンの写真が展示されているため、その撮影方法が参考になります。

(東京カメラ部写真展2017より)


 これは、写真のコンセプトが秀逸です。こういう撮り方があったのか、という感じがしました。横断歩道をただ撮影してもつまらない。そこで、縞々をコンセプトに撮ると、こうなるのです。


 二つ目は、写真を撮ったカメラマンと話ができること。この展示会では、多くのカメラマンがその作品の傍にいます。好きな写真を見つけたら、そのカメラマンに、撮影場所、撮影条件、撮影意図などを聞くことができます。特に撮影意図を聞くと、撮り手として参考になります。

 何人かの人に撮影意図を聞いて共通していたのは、みな仕上がりのイメージを強く持って撮影していること。こういう写真になるはず、というイメージがしっかりしていて、そのイメージを具体化するために撮影パラメータや照明が決まっている。そして、そのイメージに合った絵ができるタイミングを狙って何度もシャッターを切っています。この辺りは、シャッターを漠然と切ることのある私は、心構えを入れ替えなければいけないと思いました。


写真を撮られる人(モデル)にとっての写真展

 モデルさんも多く、この写真展を訪れています。

 モデルさんにとっても二つメリットがあります。

 一つは、写真の中のモデルを見ると、そのポージングや表情の参考になること。特に、表情はみな似たものになりがちなので、見ている人に刺さる表情とは何かヒントを得ようとしています。

 二つ目は、カメラマンと知り合いになれること。モデルさんが仕事を得るためには、宣材写真が必要です。その宣材写真を撮るにはカメラマンが必要です。お金を出すか知り合いを頼るかして宣材写真を撮っています。知り合いの少ないモデルは、ポージングや表情の練習するのも困難です。そこで、展示会でカメラマンと知り合いになり条件が合えば、写真を撮ってもらうことができます。カメラマンにとっては撮影の練習になりますし、モデルさんにとってはポージングや表情の練習になるので、Win-Winです。


まとめ

 写真を撮る人にも撮られる人にも、東京カメラ部写真展を見に行くことは参考になる。

 特にモデルさんは、長時間の練習撮影に付き合ってくれるカメラマンをみつけることは、キャリアップに大切です。

*1:東京カメラ部写真展では、作品の撮影・ネットの投稿が認められています