kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



タイ洞窟の少年救出に見る、ボランティアの選択肢の広さ

  タイで洞窟に閉じ込められた少年たち13名が無事救出されました。NHKのTV番組クローズアップ現代プラスなどでこのニュースを見ていて、タイのボランティアの成熟度が高い事に感心します。

www.bbc.com

 

  日本でも西日本豪雨で多くのボランティアが現地に駆けつけています。困っている人のために何かしたいと思う気持ちには頭が下がります。

mainichi.jp

 

  ただ、日本のボランティアって、被災者などの困っている人を直接助けようとする場合が大多数なのだと思う。被災者の家の後片付けを手伝いに行ったりするような。ビジネスモデルで言うと、BtoCが多い。

  一方でタイのボランティアは、少年達を救出する対策本部の人達に食事を振る舞ったり、救出隊員のためのテントを用意したりしています。ビジネスモデルで言うと、BtoBtoC。

  BtoBtoCがBtoCより偉いと言うつもりはありません。また、今回のタイは少年達を救うために高度な技術が必要でボランティアの出る幕がないため、BtoCできなかったという面もあるでしょう。ただ、BtoCが出来ないときにBtoBtoCをするという点にタイのボランティアの成熟度を感じます。

  仮に、日本で少年達が洞窟に閉じ込められて政府の対策本部が救出を図っていたとしたらどうでしょうか? 日本人は、TVやネットで救出の情報を興味深く集めると思いますが、対策本部のために何かボランティアをしようとは思わないのではと想像します。BtoBtoCの活動をする土壌がボランティアにも政府にもまだ無いと思います。

 

  タイの洞窟から少年達を救出のニュースを見て、タイのボランティアって凄いなぁっと思った次第です。