kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



しょぼい起業で生きていく、熟読の上感想文を書くといいよ

note.mu

 

 誰でもできる起業のノウハウ本として読んだ人が多いのではないだろうか。拡大戦略を取らず、リスク最小を目指す戦略が新鮮。大学生は読んで感想文を書くくらいのことをしても良いと思うくらい面白い記事。

  特に以下の部分について、賛成意見と反対意見を800文字で書いてみると勉強になります。

●事業計画は作っても守るな

 

ありがちな例として、家賃が10万円、仕入れ値がこれくらい、光熱費通信費が2万円だから、売り上げはこれくらい必要で、だからこの商品はいくらにしよう、みたいな、願望的理由からサービスの値段をつけてしまうパターンがあります。

 

これはだいたいダメですね。よほど商才があるか、経営に慣れているか、本人自体に商品価値がある人でないと損益が合いません。まず売れる価格で商品をそろえて、そこから逆算して地代、光熱費、人件費を考えたほうがよいでしょう。  

 

 さて、私に一番刺さったのは、以下の部分です。

何をもって成功かという問題はありますが、私の感覚においてはとりあえず妻と子どもと私が食べていければ成功ですので、そういう意味ではまぎれもなく成功者です。

成功の定義を持っているってすごくないですか?

 

 成功の定義やイメージを社会が押し付けてきます。大抵の人は、それを無自覚に受け入れています。「目標は何ですか?」「夢は何ですか?」と聞かれれば、思わず答えたくなるものです。そして夢の無い自分はダメ人間だと思わされます。こうやって成功の定義が刷り込まれていきます。生きる目的を「自己実現」とささやく教育者も多いですし。

 世間から刷り込まれたあるべき自分と、現在の自分とのギャップに悩む人は「本当の自分」を探したくなります。

 

 この記事の後半部分に「しょぼい喫茶店」の話があります。このしょぼい喫茶店の従業員のおりんさんの気持ちを書いた部分も、熟読のうえ感想文を書くだけの含蓄のある言葉です。

「漠然と生きづらさを感じている人、当たり前に就職をして当たり前に毎日満員電車に揺られ通勤し、会社の一駒として道具の様に使われ働く為に生きてるのか『生きる為には働かなければならない』から働いているのか訳がわからなくなっている人、皆がこの社会の流れになぜ息苦しさや疑問を感じないのか理解できない人。

 

もっと楽な生き方を模索してもいいのではないか?

もっと楽な生き方はどこかに無いのか?

 

コメントのとおり、有名な起業している方に感化はされれど自分には何ができる訳でもなく……

 

『しょぼい喫茶店』は鬱々とした日々の中で見つけた光でした。 大富豪になりたい訳でもなく、高級ブランド品がほしいわけでもない。 ただ毎日死にたい、生きるのを辞めたい。と思わなくてもすむような日々が送りたい。

 

『しょぼい喫茶店』はそういう日々を可能にできるんじゃないかと思ったので、そこで働きたいと言い出しました。 そんな日々を望む人達と繋がって、とりあえず生きておくのもいいなって一緒に思える日がきたらとてもうれしいです。」(抜粋)