3GPPのドキュメントを久しぶりに見ると、release9に検討が移っている様子。この前見たときはrelease5だったので、ずいぶんほったらかしにしていたなっという印象。
release6の時は、IPv6を必須としたというニュースが流れて、IPv6 peopleが沸き立った記憶がある。例えば、http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/wlcp/wlss30/tpd/network.html
3GPP リリース 6 仕様では、ISC を含むすべてのインタフェースに IPv6 の使用を義務付けます。 (『IETF RFC 2460: Internet Protocol, Version 6 (IPv6) Specification』を参照してください。)
release8を斜め読みすると、IPv6でもIPv4でもどっちでも良いと書いてあるように思う。IPv6に対して、3GPP peopleがどういう経緯でトーンダウンしたのかご存知の方っていらっしゃいませんか?
これに合わせて、IPv6 peopleもトーンダウンしている。
http://www.ipv6style.jp/jp/20090615/wbb.html
最近のIPv6 peopleはIPv4枯渇を煽る活動をしているように見える。かつては、日本はIPv6研究で世界をリードしているとIPv6 peopleは主張していたが、IPv6が研究フェーズを終えビジネスフェーズに移行したことにより、日本をリードできなくなっている。もちろん、実証実験はたくさんやっているが、あくまでそれは世の中がビジネスフェーズに移ろうとしている中で研究をまだやっているという位置づけに見える。
ビジネスフェーズでのIPv6の問題点は、ユーザがIPv6を使うドライブフォースが無いこと。つまり、IPv6を使ったからといってユーザからお金を取れないこと、これはIPv6がユーザに価値を提供できないことに等しい。こう考えると、IPv4が枯渇して(IPv6 peopleの言う”枯渇”はユーザが困るという意味での枯渇でないことに注意が必要だが、、)ISPがIPv4をユーザに配れなくなったとき、ISPが取りうる手段は
ことかなと思う。