kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



強欲資本主義ウォール街の自爆

 サブプライムローン問題関連の本であるが、大局的にこの問題を扱っている。
 そもそも金融は、実業を助けるためにあるのだが、金融が前に出てGDPを上げ出すと何かがおかしい。また、ファンドは、企業を買い、その企業を再生して、高値でその企業を売るのだが、この再生の手法は、コストカットに頼ることになる。コストカットは、短期業績を上げるには抜群であるが、長期的な成長を目指すものではない。
 金融界は短期的な利益を志向するため、金融が前に出ると、長期的には経済の弱体を招く危険があるのあ。

 本書の中で、「エクイティを負債で行えば、バブルになる」という言葉は頭に入れておいてよい言葉である。

強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書)

強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書)