kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



なぜ 本のタイトルは「なぜ」から始まるか?

 「なぜ世界で紛争がなくならないのか?」という本を読んだ。世界の紛争がなくならない理由ではなく、世界の紛争の真因を述べた本だった。タイトルと内容が微妙に食い違っていると思いませんか?
 調べてみると、「なぜがんになるのか?」、「なぜあの人は整理がうまいのか」、「なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」... 6時に帰る チーム術」、「なぜ、「会社の数字」は達成されないのか?」、「なぜ女は昇進を拒むのか」、「なぜあの人は人前で話すのがうまいのか 」等、たくさん「なぜ○○か」というタイトルの本がある。「なぜ」で始めると、インパクトのあるキャッチーなタイトルを作りやすいということなのでしょう。
 しかし、世の常だが、世間も慣れるため、より強いインパクトを求めてタイトルも進化をする。例えば、「なぜエグセクティブはゴルフをするのか」に至っては、タイトルから中身が想像できない。これから読もうと思うのだが、本当にゴルフについて書かれていると面白いのだが。

 「なぜ」は本のタイトルの流行りの形だと思う。ほかの形として「○○するな」がある。例えば、「検索は、するな」、「一日、3時間以上勉強するな」、「英語は絶対勉強するな」等々。
 さらには、「○○力」も流行りかな。「悩む力」、「鈍感力」、「断る力」等々。こちらは「老人力」から始まった流れであると思う。
 良い本はタイトルにも力を込めていることを考えると、タイトルが何かの真似の本は中身も何かの真似なのかもしれない。