kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



TOEICで高得点を取る3つのステップ

 TOEICの点数と英語で仕事ができることは、殆ど関係がない。しかしながら、リクルート活動を行う場合やその後の会社生活において、TOEICで高得点を取っているかどうかは大きな違いになる。なぜなら、グローバル化が進んだ現代において日本の会社も世界相手に仕事を行わなければならないためである。
 しかし、英語の得意な日本人は少なくグローバル人材を育てることは会社にとって急務である。会社にとっては英語の得意な学生を採用することが一番手っ取り早い方法である。しかし、そんな学生は非常に少ない。よって、英語ができると採用面接で強力な自己アピールが可能となる。そしてただ英語が得意であると主張するだけでなく、TOEICの点数を言えば説得力がぐっと増すのである。
 さらに会社に入ってからは、海外にかかわる仕事を任されるかどうかはTOEICの点数次第という部分が多い。これは、上司が英語を必要とする仕事を誰に任せるか決めねばならないときに、TOEICの点数を大いに参考にするためである。私は、TOEICが素晴らしいと言っているわけではない、これ以外に部下の英語力を計る機会がないのである。一度英語を必要とする仕事を任されれば、その仕事を通じて英語力は向上する。英語力が向上すればまた海外にかかわる仕事が回ってくるというポジティブループが回るのだ。
 さて、TOEICで高得点をとるためには、受験勉強だと思って対策を練るのが効率的である。すなわち3ステップで準備を行うのだ。
 最初のステップは、TOEICがどんな問題構成であるのか把握しよう。TOEICの問題構成はワンパターンなので、これを把握して勉強するかどうかで点数に大きな違いが出る。前半のリスニングセクションには「TOEICテストリスニング聴躍のルール」がお勧めである。また、後半のリーディングセクションには「TOEIC出るとこだけ」がお勧めである。このステップでは問題を解くのではなく、TOEICではどんな問題が出るのか・どんなひっかけが用意されているの・正解をみつけるにはどうすればよいのか、といった点を意識して解説を読むのだ。
 次のステップでは、実際に問題を解いていく。このステップではまだうまくとけるかどうかは問題ではなくて、ステップ1で知識として理解したことを実際に試すことがポイントである。そのため、自己流で問題を解くのではなく、ステップ1で理解した方法で問題を解いていく。一通り問題を解いたら、問題中に出てきた単語の中で意味が分からなかったものをチェックしよう。
 最後のステップでは、本番と同じ時間で問題を解いてみよう。TOEICの試験はとにかく時間が足らない。そのため、時間配分を間違えないことが大切である。そのために、時間感覚を事前に身につけるのだ。

 まとめると、リクルート活動および会社生活を有利に進める上で、TOEICで高得点をとっておくことは大切である。TOEICは(本当の英語力とは関係なく)、試験勉強的な小手先の準備で高得点を取ることが可能である。具体的には(1)TOEICの問題構成・解き方を理解する、(2)解き方を実際に試す、(3)試験時間がどれくらい短いか感覚で把握しておく、という準備で大丈夫である。

 TOEIC以外を目的にした英語の勉強方法は以前の日記を参考にしてほしい。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20091017/1255773365


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