自分の物差しを持たない人という記事を読んだ。何故自分の物差しを持つ必要があるのかについて記している。
一方、自分の物差しを持つのはなかなか難しく、自分の物差しを持てないのは意思が弱いからではない。これは、いわゆるHACK本が小手先の効率化手法を述べることはできても、物差しについて述べることができていない、ことからもその難しさが分る。http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20090929/1254227496
この難しさの理由を考えてみると、
- 書物から学ぶことが難しい
- 本質的に人間は他人からの承認なしには自己の価値を確信することが出来ない。宮台信司が述べているようにコミュニティの流動化がどこにコミットしてよいのか分らなくさせている
では、どうすれば自分の物差しを持てるか考えてみると、やはり書物から学ぶことが最初の一歩となろう。徳川家康などの歴史上の偉人を自分なりに分析することで、自分の考え方を整理することができよう。
次は、宮台信司の言葉を借りれば、敢えてコミットすることである。本質的に、人それぞれの物差しが存在し、どれが正しいかは分らない。さらにどの物差しが他人から承認されるかも曖昧である。そのため、この曖昧性を飲み込んでどれか一つに決めるのである。
大切なことは、物差しが勝手に決まっていくわけではなく、意識して決める(敢えてコミットする)ことである。
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