kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



ブランド作り

 昨日、GR Digitalはブランドカメラとなり、記憶に残るカメラになるのではないかという記事を書いた。ポイントは、数値性能では計れないユニークさを追い求めたところにある。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100104/1262571504

 さて、これを人間に当てはめると、ペーパーテストや社内評価のような数値スペックを追い求めると、ユニークさを失い、人の記憶に残らない並みの人間になる、というアナロジーが成立する。このアナロジー自体は割と明白だし、斬新なものではない。それならば、何故ユニークさを追えないか? 世の中のHACK本は効率化(数値スペックの向上)の方法を記すか?ということが考えるべき点となる。

 この点を考えると、他人と価値を共有できない物差しで競争することの難しさに原因があるのではないかと思う。例えば、ペーパーテストの点数は、その点数が高いほど偉いという物差しが、他人と共有できている。このため、ペーパーテストの点数が高ければ、他人より自分が優れているという意識を得やすく、また他人からも褒められ易い。一方、この物差しが他人と共有されていないと、他人との比較ができず、自分の努力が正しいのか自問自答することになる。

 自分なりのKPI(Key Performance Index)を見つけること、これがまず最初に必要であると思う。これは滅法難しい。方法論としては、歴史に学ぶしかないと今は感じている。