就職活動とKY
偶然、以下の記事を見つけた。
http://hero.niiblo.jp/e51612.html
みんなが同じようなスーツを着て、
同じような志望動機を語り、
(中略)
エントリーシートを目にする。
そこに、語れる自分がいない。「みんなと同じように」
と今までやってきたのに。突然。
「あなたは他の人と何が違うのか?」
と問われる。
「差別化戦略」は企業人において基本の基本である。読み書きそろばん並みにできて当然の考え方なのだけれど、学生は「あなたは他の人と何が違うのか?」と他人との差別化ポイントを問われることは、突然感のあることなのだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%AE%E5%88%A5%E5%8C%96%E6%88%A6%E7%95%A5
古い話で恐縮だが、KY(空気が読めない)という言葉が学生の間で流行ったことを、この記事を読んで思い出した。他人と同じであろうとする文化と教育がKYという言葉を生み、「あなたは他の人と何が違うのか?」という質問に答えられなくしている。「あなたはオンリーワンか?」と問われても答えられないのかもしれない。
さて、上の記事で
「就活」というシステムそのものを
根本的に変えなければならない。
とも書かれているが、変えなければいけないのは「就活」というシステムではなく、教育である。世界がグローバル化する中で、日本の競争相手は強烈な個を持っている。
技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由
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