kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



ホワイトバランス

ほとんどのデジカメにはホワイトバランスの機能がついている。そもそも何故ホワイトバランスという機能が必要なのだろうか?調べてみると、なかなか面白い。

蛍光灯を買う時には白色や電球色などのように色が選べることをご存知でしょうか?光の色が違えば、物の色も変わって見えます。ところが、人間はその色の違いを頭の中で補正しています。つまり、赤っぽい光の下で白い物を見ると、目には赤っぽい色がうつっているのに頭の中で白色に補正しています。

一方、デジカメは例えば赤っぽい光の下においた白いものを撮影すると、当然赤っぽく写ります。この写ったものを人間が見ると、「色が変」と思うので、カメラの内部処理で赤っぽく写ったものを白色に変換するのです。これがホワイトバランスです。

デジカメで撮った絵はホワイトバランス機能により色が修正されているのです。新しいデジカメが出たとき「自然な色合いを再現」とか言って色を褒めたりしますが、ホワイトバランスで修正された後の色を「自然」というのは面白いなと思います。結局、デジカメの色ってその人の好みに合うか合わないかという主観でしかないんですね*1

ホワイトバランスに関しては突き詰めてもしょうがない気になったので、D90がどうやっているかについて調べることはしませんでした。ただ、ニコンの特許を調べると、ホワイトバランス関連の特許がたくさん出てきますので、エンジニアの方は試行錯誤を繰り返していることがうかがえます。

*1:この主観でしかないものに付き合ってもしょうがないので、RAWフォーマットというなんら補正しないデータフォーマットができたのでしょう。