kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



事業仕分けが楽しみ

税金って高いと思いませんか?
銀行利子には20%の税金がかかります。そして残ったお金を使うと消費税が5%かかります。ざっくり四分の一を税金として召し上げられるわけです。税金が高いと感じる筈です。

さて、税金で運営されているのが独立行政法人ですが、独立行政法人にも労働組合があるのですね。ご存知でした?私は知りませんでした。日本国家公務員労働組合連合会*1という、国家公務員や独立行政法人が加盟しています。

先日たまたま事業仕分けに対する国公労連からの意見書を読みました。ここで述べられた意見は、要するに事業仕分けに反対するというものなのですが、その根拠は

  • 独立行政法人は、公益性のある事業を行っている。そのため利益を追求すると公益性が損なわれる。

というものです。

これを読んで、なんだかなって暗い気持ちになるのは私だけなのでしょうか?
事業仕分けが問題にしているのは、

  • 独立行政法人が実施しているその事業は、必要なのか?
  • その事業が必要だとして、事業実施に当たり効率的な人・金の運用がなされているか?

なのです。事業仕分け独立行政法人に利益を追求しろといっているわけではないので、国公労連の意見は的外れです。

例えば、民間放送教育協会が廃止になりましたが、その理由は利益を追求しないからではなく、NHKと事業が重複している(つまりその事業が必要ない)からです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100520-00000140-jij-pol

安全協会の仕分けでは以下のやり取りが有ったようですが、協会側ももう少しまともな説明をすれば良いのにと思うのです(「安全意識を高めるために資料は必要だ」という必要性でなく、「この資料なしには安全意識が高まらない」という必要不可欠であることを訴える必要があると思うのです。)。

協会側は「安全意識を高めるために資料は必要だ」と説明したが、仕分け人側からは「実際の講習は視聴覚教材などによる講習が中心であり、資料は活用されておらず必要ない」と断じた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100520-00000084-san-pol

*1:略称は「国公労連」