kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Nikon D90 vs Cannon EOS Kiss X4

D90とKiss X4のどちらを買おうか迷っている人が多いようである。メーカーの異なるカメラの比較記事を書くことは難しいので、すっぱり結論を出したレビュー記事がないのも皆さんが悩む原因の一つでしょう。私もこの2つのカメラで散々悩みました。そこで、この思考過程を記してみます。カメラを選択する人の役に立つと幸いです。

私がカメラを買ったのは、2010年3月です。2ヵ月半前をふりかえってみましょう。

スペック比較

まず、スペックを比較します。

D90 Kiss X4
素数 1290万画素 1800万画素
撮像素子サイズ APS-C APS-C
連写機能 4.5コマ/秒 3.7コマ/秒
液晶モニタ 3インチ92万画素 3インチ104万画素
ファインダ形式 ペンタプリズム ペンタダハミラー
重量 620g 530g

素数ではX4が勝っています。ファインダ形式ではD90ペンタプリズム方式のため、明るく見やすいファインダです。ペンタプリズムを採用したため、D90の方が少し重くなっています。
これらの違いについてどの項目を重視するかが悩みどころになるわけですが、私は次のように考えました。画素数については、1800万画素はオーバースペックであり、画素数の違いにより生じるユーザ品質の差はない。ファインダについては、カメラ屋さんで覗き比べをしてみました。D90の方が見やすいことは分かりました。一眼カメラでの撮影は構図を決める作業が重要になるので、ファインダの違いは重要だと考えました。重量については、レンズの重さが600g位だとすると、D90とKiss X4の本体重量の差は無視できる。

スペック外品質

 スペック比較の次に、写真を勉強している数人の友人にカメラ選びのアドバイスを求めました。彼らのアドバイスは共通して、「手に馴染む大きさ・形であること」、「撮影パラメータの変更が行いやすいこと」でした。
 手に馴染むという点ではD90の方が私には馴染みました。撮影パラメータの変更という点では、断然D90の方が簡単です。これは、物理的なボタンがD90の方が多いことに由来します。これにより、メニュー選択なしで露出やISO感度を変更することができます。特に、D90はダイヤルが(撮影モード切替ダイヤルのほかに)2つあり、このダイヤルを使って撮影パラメータを変更することができます(物理的なボタンやダイヤルをつけると、コストアップにつながるのでメーカーは嫌がるのですが、D90は贅沢なつくりです)。

触り比べ

3月にCP+というカメラの展示会があり、そこでD90とX4を存分に触ることができました。時間をかけて触り比べて分かったのは、D90には背面液晶モニタのほかにサブモニタが右肩についており、これがとても便利である(CANNONもEOS50Dクラスになるとサブモニタがつく)。また、シャッター音がD90の方が気持ちいいことが分かった。

決定打

 散々迷ったあげく、シャッター音が気持ちいいという理由で私はD90を選びました*1

購入後気付いたこと

D90を購入して2ヵ月半経ちました。使ってみて気付いたのは、背面液晶って全く使わないことですね。撮影パラメータの変更はファインダ内表示あるいは右肩のサブモニタで確認するので、背面液晶を使う場面がありません。これは購入前には気付かなかった意外な点です。

まとめ

 D90とX4ではカメラの格が違う*2のに、何故この2機種を比べるのか?というコメントを頂くこともありますが、X4はエントリモデルとしてよく出来ているのでD90と比較する人が(私も含め)多いのだと思います。散々悩んだ末にカタログスペックに載っていない部分(設定変更のしやすさ、サブデモニタ、シャッター音)でD90を選びました。
 購入後、D90での撮影は楽しく満足しています。D90の機能の詳細については別途まとめていきますので、よろしかったら見てください。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100325/1269512428

D90はアマゾンがほぼ最安値なんですね。。

*1:私自身エンジニアなのですが、カタログスペックに現れないところが大切なのだなっと再確認した次第です。

*2:D90はハイアマチュアモデル,X4はエントリモデル