一億円以上の役員報酬について開示されることになり、ソニーのストリンガー会長兼社長が4億円、ニッサンのゴーン社長が8億9千万円の報酬をもらっていることが明らかになった。ソニーの純利益が408億円の赤字であるため、株主からストリンガー会長兼社長の報酬額に不満が出ている。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100618-OYT1T00556.htm?from=rss&ref=rssad
この不満はもっともであるが、よく考えると少しおかしい。会社の業績に責任を負うのは株主であって経営者や従業員ではない。経営者は株主に雇われており、従業員は経営者に雇われているのだ。こう考えると、ソニーの株主はストリンガー会長件社長の報酬額に不満があるならば、ストリンガーを解任すべきだ。会社の経営と所有の分離という観点での
大規模な企業において、出資者である株主の多くは会社経営の意思も能力もなく、自ら経営を直接遂行することは不可能である。
という分析が思い出される。
会社は誰のものなのでしょうか? 株主のものならば、株主は会社の発展のためにお勉強が必要だと思えてきました。