kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



年収比較:理系 vs 文系

文系出身者よりも理系出身者のほうが平均収入が多いという調査結果を京大の教授が
発表しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100824-00000055-mai-soci

 京都大の西村和雄特任教授と同志社大の浦坂純子准教授らの研究で、大学の理系学
部出身者の年収が文系学部出身者より平均100万円も多いことが分かった。西村特
任教授は「文系の方が高収入という“通説”が覆された」としている。

 西村特任教授らは08年6月、民間リサーチ会社にインターネット調査を依頼し、
1632人のデータを分析。文系の平均年収約583万円に対し、理系は約682万
円だった。格差は年齢と共に広がり、25歳では理系が文系より約60万円多く、6
0歳では約168万円に拡大していた。

統計の正しさは、母集団の偏り*1や統計誤差の範囲を評価しないと何とも言えないが、面白い結果だと思う。どうせならば、理系・文系という二つに分けるのではなく各学部別に分けた結果もみたい。

一方、上記の結果に関して反論も出ており、反響の大きいことが分かる。
http://news.livedoor.com/article/detail/4966858/
ただし、この反論は、事務系の課長の年収が技術系の課長の年収より高いことを根拠
にしているので、的外れにである*2 。

*1:例えば、インターネット調査に答える人間はそもそも理系が多いなど。

*2:大学の時文系or理系だったかで年収を比較したのがもともとの調査結果で、反論は文系の職業と理系の職業で年収を比較していることが、的外れの理由その1.その2は反論が課長職で比較している点で的外れ。