kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



D7000をD90と比較

 ニコンからアッパーミドル向けのカメラD7000が発表されました。来月10月29日が発売日です。ニコンの製品ラインナップは、D7000,D90,D5000,D3100となります(上級者向けの順)。私はD90ユーザですので、今年発売のD7000,D3100とD90のスペックを比較しておきます。

D7000 D90 D3100
連写機能(コマ/秒) 6 4.5 3
測光方式 2016分割RGB 420分割RGB 420分割RGB
画像処理エンジン EXPEED 2 EXPEED EXPED 2
ファインダ ペンタプリズム ペンタプリズム ペンタミラー
ファインダ視野率 100% 96% 95%
有効画素数(メガ) 16.2 12.9 14.2

どのスペックが重要と考えるかは人それぞれなんですが、私が大切だと思うもので比較しました。

連写機能

 まず、連写機能です。例えばスポーツのように動きの激しい被写体の場合、連写速度がベストショットの撮れる確率にきいてきます。
 デジタル一眼レフカメラでは、シャッターは機械的に動く部分ですので、連写性能はコンパクトデジタルカメラのそれとは、意味が違います。また、連写中にAFが追従するかどうかも大切です。
 D7000はさすがに高速連写可能ですね。欲しくなります。

測光方式

 次に、測光方式です。今のカメラはAFポイントをたくさん用意して、画面の端にある被写体にもピントを合わせるようになっているのですが、少し考えてみてください。カメラはファインダ内のどこに被写体がいるかどうして分かるのでしょうか?ニコンの場合はRGB測光により被写体の認識をしています。D90の420分割でも他社と比べて分割数が多いのですが、D7000では2016と5倍弱に増えています。これにより被写体認識精度があがり、オートフォーカスの性能が上がっている可能性があります。すごいですねD7000。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100325/1269514742
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100920/1284970506

画像処理エンジン

 画像処理エンジンは、EXPEEDからEXPEED2に世代が上がっています。これにより性能が良くなったと、単純に考えてよいでしょう。ムーアの法則に従って半導体部品は新しいものほど高性能です。

ファインダ

D7000はペンタプリズムで、D3100はペンタミラーですね。これは価格を考えれば順当でしょう。ファインダ方式の差については、以前のエントリを参考にしてください。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100519/1274273194

視野率

 D90は視野率96%で狭くはないのですが、花などを撮影するときに写真の端にファインダでは見えていないものが写ったりすることがあります。まぁ、撮影後にトリミングして不要な部分を切り捨てれば良いという意見もありますが、やはり狙った構図で写真が撮れるのは気持ちが良いものです。そういう意味では、視野率は100%であるのは嬉しいです。一方、100%でなければ、96%でも95%でも同じですね。視野率の点ではD7000が頭一つ抜けています。

有効画素数

 撮像素子も画像処理エンジンと同じく世代が上がっているものの方が、性能が良いです。1メガを越えたあたりから、これ以上の画素数が必要かは議論のあるところであり(撮像素子の面積が同じならば、画素数が多いほど1画素あたりの面積が減り、画質が下がるため)、ニコンは画素数の追求に熱心でないので、D7000で16.2メガというのは妥当でしょう。

補足

 CP+ 2011に行った際に、NIKON D7000を触ることができました(撮影データも持ち帰らせてもらいました。)。写りをD90と比較すると、D7000は解像感が高いように思えました。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20110213/1297590108

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