kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



就職活動で大切なこと

就人のジレンマというブログに

1.手書き履歴書(年齢・性別・写真付)
2.自己啓発的な自己分析(自分史など)
3.サークル代表・ゼミ長目白押しの空虚な自己PR
4.どの会社の面接でも「御社が第一志望です!」
5.平日昼間の会社説明会に講義やゼミそっちのけで参加
6.没個性的リクルートスーツ(夏でも真っ黒スーツ。アチぃ)
7.没個性的髪型
8.没個性的立ち振る舞い
9.OB・OG訪問しておかないと不利という根拠不明の伝聞
10.ありがちなリーダーシップ体験
11.ありがちな失敗談

などなど。今思いつくだけでもたくさんありました。
就活生側としては、こんなもん全部、煩わしくてくだらないもんだとウンザリしています。企業側も、同じような学生の履歴書の文章、自己PRには飽き飽きしている。双方が下らないと思っているシュウカツ文化がそのまま維持されるのは、学生が悪いからでも、企業が悪いからでもない。上述したような諸慣習が、毎年行われる学生たちの就職活動を経て「シュウカツ文化」として定着し、リスクを取って身を危険に晒したくないという学生の心理が、この慣習を温存させている、それだけなんですねー。

ということが書かれている。要するに、学生のためにも企業のためにもならないのだけど、変えることが怖くて学生が変えられないものを列挙したというものです。

学生側がどうおもっているか私には分かりませんが、企業側で学生の対応をしている私から見ると、上に挙げられたものは本当に役に立ちません。私が学生から聞きたいのは、「自己アピール」です。自己アピールの本質は、自分は他者と何が違うのか、その違いが何の役に立つのかを示すことです。

企業側も、学生にとって自己アピールが難しいので、みんなと同じ主張になっているんだということは理解しています。ただ、自分のことを一度まじめに考えてみると随分違うと思います。自分の内面を掘り起こすという意味では「話す力をつくる本」を一読することをお勧めします。

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)