先日S&Pがイタリアの格付けを「ネガティブ」(投資に値しない)に引き下げた。
、「政治的な行き詰まりの可能性が、財政計画の遅れにつながる恐れがあり、その結果、イタリアの政府債務削減の可能性は低下している」との見解を示した。
簡単に言えば、イタリア政府は赤字国債を減らせないとS&Pは判断したわけだ。
さて、赤字国債と言えば日本、日本と言えば赤字国債なのだけど、イタリアと日本を比べるとどうなるか見てみよう。夫々の赤字国債をGDPで正規化すると
債務残高GDP比(2010年) | |
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イタリア | 1.27 |
日本 | 1.97 |
http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_pol_kokusai091225j-07-w300
日本はイタリアの1.6倍(=1.97/1.27)の赤字がある。こうやって比べてみると、日本の赤字って巨大なことが分かる。実際、米国ではオバマ大統領が赤字財政再建に苦労しているが、日本は米国の2倍の赤字を持っている。
どうやって返すんだろうか?