kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



PETAXが仕掛ける天下三分の計

ペンダックスがミラーレス機PENTAX Qを発表した。
http://news.kakaku.com/prdnews/cd=camera/ctcd=0049/id=15720/

デジタルカメラ業界では、コンパクトデジタルカメラデジタル一眼レフカメラの間の領域が熱い*1。各社がこの領域に投入した製品をまとめると

メーカ 機種名 撮像素子のサイズ 本体重量 備考
ペンタックス PENTAX Q 1/2.3型 CMOS 180g レンズ交換可能
オリンパス PEN Lite EPL-2 4/3型 LiveMOS 317g レンズ交換可能
ソニー NEX-C3D APS-C CMOS 225g レンズ交換可能
パナソニック Lumix GF3 4/3型 LiveMOS 222g レンズ交換可能
リコー GR Digital III 1/1.7型CCD 188g レンズ交換不可
富士フィルム FinePix X100 APS-C COS 405g レンズ交換不可
オリンパス XZ-1 1/1.63型CCD 275g レンズ交換不可

 上の表を見てみると、PENTAX Qは非常に軽い(小さい)ことが分かる。リコーのGR Digital IIIよりも軽い*2

 PETAX Qの撮像素子は1/2.3と小さめなので、暗い場所での撮影では画質は諦めるしかない。一方、明るい場所での撮影ではAPS-Cサイズの撮像素子を備えた機種とも遜色ない絵が出ることが期待できる。旅先に複数のレンズを持っていってシーンに応じてレンズを使い分けることが容易であることが、最大のウリとなろう*3

 さて、PENTAX Qの出現で、マイクロフォーサーズ機の位置づけが中途半端に見えてくる。画質を求めるならAPS-Cソニーを選ぶだろうし、機動性を求めるならPENTAX Qを選ぶべきだ。その中間のマイクロフォーサーズ機(GF3やEPL-2)は、いかにも中途半端なスペックだ。

まとめ

 PENTAX Qは、暗い場所のような条件の悪い場所での画質を割り切れば、大変面白いカメラだと思う。また、ミラーレス機の各社の競争というビジネスの点でも、マイクロフォーサーズからどの程度シェアを奪うか楽しみである。もしシェアをとれれば、ミラーレス機市場を3分割し、独自のポジションを確立するかもしれない。

追記

2011年6月28日

PENTAXの井植氏からPENTAX Qの開発意図が述べられました。

 PENTAX イメージング・システム事業部 事業部長の井植敏彰氏はPENTAX Qの企画意図について、「ミラーレスのカメラを作ろうとしたのではない」と市場トレンドありきの企画開発ではないと強調する。「ミラーレス機が売れているから企画開発したのではなく、コンパクトデジカメからデジタル一眼へステップアップしたいユーザーのニーズを満たすべく企画したのです」

http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1106/23/news095.html

2011年7月5日

PENTAXがリコーに買収され、今後どうなるかについて考えてみました。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20110702/1309606694

2011年8月7日

PENTAX Qの実写レビューがそろそろ出始めました。撮像素子が小さいにも関わらず中々良い絵を出すようです。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20110801/1037057/?rss&rt=nocnt

*1: http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20110227/1298775778

*2:GR Digitalはレンズを含んだ重量なので、不公平な比較ではあるが。

*3:私のような趣味の写真家にとって、撮影機材が軽いことは大変助かるのだ。