kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



映画「コクリコ坂から」を見て、価値観を思ふ

 映画「コクリコ坂から」を見てきました。ジブリスタジオ健在を思わせる良い映画でした。
 世の中がAKB48だのメイドカフェのと流行が変わっても、ジブリの映画は時代を追わず作りたい映画を作っているなぁっと感じます。マーケティングにより得たユーザニーズをもとに作品コンセプトを考えることは、時代を追うことになる。売れるかもしれないが、記憶に残る映画にはなりづらい。ユニークさとは、時代を追わないことかもしれない。
 さて、映画の舞台は戦後の横浜(1960年くらい?)。ジブリ映画らしく登場人物全員が良い奴です。とりわけ生徒会長は男前です。この映画を見てて強く思ったのは、「かっこいい」って何だろう?ということ。たぶん、「かっこいい」とは信念を持ち、それに従って行動しつつも他利的なことです。そして、映画の登場人物たちは「かっこいい」を目指して行動しています。
 一方、今の世の中は、「かっこいい」ことよりも「損しない」ことが優先になってる気がします。損・得って他人と比べた時にわかる概念だから、自分は「得」してるか?って考えるときは、他人と自分を比較していることになります。そのせいかな「他利的」はバカで「「自利的」であることをかっこいいという風潮を感じるときもあります。