kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



フランジバック長と小型化の関係

 ソニーのNEXシリーズは、Eマウントを採用したミラーレス一眼です。Eマウントの特徴は何と言っても、フランジバックの長さが18mmという短さです。フランジバックが短いとカメラ本体を薄くできたり、アダプタで様々なレンズをつけることができたりと良いことが多いのですが、欠点もあります。それは、周辺の画質が甘くなることです。これは、デジタルカメラでは、撮像素子が斜めから入射した光を受けるのが苦手なためです。このため、Eマウントには批判もあるようです。ところが、撮像素子も進化するもので、裏面照射型CMOSは従来のCMOSよりも斜め入射の光を受けることができるようです。このためか、NEXシリーズの画質はなかなかのものです。
 Eマウントの設計は、裏面照射型CMOSがあってこそ可能になったものなのかもしれません。だとすると、撮像素子の進化に伴い、マウント設計の自由度が上がっていくことになります。撮像素子の進化は日進月歩ですが、マウントの規格を早々変えることはできません。だって、レンズをすでに購入したユーザがいるのですから。
 このように考えると、マイクロフォーサーズの規格もその策定がもう少し遅く、Live CMOSでなく裏面照射型CMOSを前提に設計できたら、もっと小さなカメラになっていたかもしれませんね。