kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Silkypixの勉強

 Silkypix DSP5を試用ダウンロードして使っている。1ヶ月は無料で使えるので、その間にお勉強してみようと思う。ソフトウエアを使うときは説明書なしに適当に触って覚えるのですが、時間がないのでまずは取扱説明書を熟読している。

基本機能

 そもそも、Silkypixで何ができるかというと、基本的なところでは以下です。

  • 露出補正
    • カメラで露出補正をおこなって撮影した場合と同等の結果を、現像時のパラメータ調整でおこなうことができます。また、高精度の自動露出補正機能により、すばやく適正露出に追い込むことができます。
  • ホワイトバランス調整
    • カメラで適切なホワイトバランスの設定をおこなって撮影した場合と同等の結果を、現像時のパラメータ調整でおこなうことができます。また、色温度変換フィルタを使用して撮影した場合と同等の効果を現像時のパラメータ調整でおこなうこともできます。
  • シャープネス・ノイズリダクション調整
    • 撮影した写真の輪郭強調や、ノイズ除去などを現像時に調整することができます。
  • トーン調整
    • 撮影した写真の調子(軟調、硬調など)を現像時に調整することができます。
  • 彩度調整
    • フィルムを選択する感覚で使えるカラーモードや、細かな色の微調整機能などを備え、写真の色づくりを強力にバックアップします。
  • レンズ収差の補正
    • レンズ固有のシェーディング(周辺光量低下)、ディストーションや倍率色収差を補正または低減し、より高品位な画像を生成することができます。
  • 回転、デジタルシフト
    • カメラを傾けて撮影してしまった場合でも、回転機能により傾きを簡単に修正できます。さらに、シフトレンズと同様の効果のあるデジタルシフト機能により遠近感のコントロールがおこなえ、建築物の撮影に威力を発揮します。

特徴

SILKYPIXは高度な現像アルゴリズムを採用することで、以下のような特徴を備えています。

(1) 高解像度、高分解能
解像度は、レンズとイメージセンサーの画素数によって決まると一般には認識されていますが、実際の画像解像度は現像処理の中のデモザイクという処理が大きな鍵を握っています。
RAWデータで撮影して、本ソフトウェアで現像することで、カメラが記録するJPEG画像よりも精細な画像を得ることができます。

(2) 高い色分離性能
彩度の高い色境界で、エッジの色が抜け落ちて、白い偽輪郭が発生するデジタルカメラ特有の現象があります。
この白い偽輪郭が発生した「デジタルっぽい絵」と比喩される画像は、輝度の分解能に比べ、色の分解能が低いために発生する現象です。
本ソフトウェアでは、高い色分解能を得るために、まったく新しい方式のデモザイクロジックを開発・搭載しました。このロジックにより、繊細で高い色分解能を実現しています。

(3) 低偽色
現在のほとんどのデジタルカメラに使われているセンサーは、ベイヤー配列と呼ばれる構造を持っています。
これは、R,G,B のセンサー素子をベイヤー配列という順序に従って平面状に並べた方式で、1つのセンサーは R,G,B 中の1色だけしか取り出すことができないために、画像のエッジ部や、微細な模様部分に偽色(色付き)が現れます。
本ソフトウェアでは、高度なピクセル値予測ロジックによって、この偽色を高いレベルで抑え込んでいます。
本来、高解像度・高分解能・高色分離性能と低偽色は、その性質上相反します。高い分解能を得れば偽色が増加し、偽色の抑制に注力すれば分解能が低下してしまうことになります。
本ソフトウェアでは、この相反する性質の処理を高度なレベルで両立させ、自然な画像と発色を実現しています。

(4) 高感度撮影時の色ノイズ抑制
夜間撮影や、暗い状態で被写体を撮影する場合など、高感度モードで撮影すると、イメージセンサーのノイズによって、画像にデジタルカメラ特有の色ノイズが発生します。
この暗い画像部分にのった不規則な色ノイズは、とても目障りに感じるもので、これを嫌うが故に高感度撮影をあきらめている写真家の方も多いと思います。
本ソフトウェアでは、この色ノイズを低減する機能を持っており、高感度撮影においても驚くほど清潔な画像に現像することが可能です。
これによって、撮影方法や被写体に幅が広がり、新しい作画を可能にします。

(5) ハイライト部色相ずれ抑制
ハイライト部分で、色相が回転したり、色が飛んで白くなる現象を押さえ込む機能を搭載しています。
例えば、人物撮影において、肌をハイライトに飛ばすまでに現像ゲインを上げると、肌色から白く飛ぶまでのハイライト境界部分が黄色く色相ずれを起こしやすくなります。
本ソフトウエアのハイライトコントローラは、色が飛ぶ領域での色制御を可能とし、ハイライト部分の細かな色づくりが可能です。

(6) 素直でリニアリティの高い色再現性
さまざまな光源下での撮影で正確な色が再現できるよう、多くのテスト画像から得られた複数のカラーマッチングデータを使用した独自のカラーマッチングロジックを搭載しています。
太陽(自然光)、蛍光灯、白熱電球、夕焼け、ストロボ光や、それらのミックス光等、多種多様なスペクトル分布の光源に対して、高い精度の色再現を実現しました。
この高い色再現性をベースとして、色を3次元的に置き換える「3次元カラーマッピング方式」を利用することにより、人間の記憶に近い色を再現する「記憶色」や、美しい肌色再現を可能にする「美肌色」、そしてポジフィルム調の色を再現する「フィルム調」と豊富な色モードを搭載し、用途や画像によって使い分けていただけるようになっています。
また、色をファインチューニングする「4.10. ファインカラーコントローラ」により、色づくりをきめ細かく調整することができます。

(7) ハイライトダイナミックレンジ圧縮によるハイライト再現の制御
白点として再現される部分よりも明るい部分をも記録する RAWデータの性質を最大限に生かし、RAWデータに記録された情報のダイナミックレンジを最大限に生かすダイナミックレンジコントロールを搭載しています。
フィルムのように粘り強いハイライト特性を手に入れることができます。