「かしこい人のニュース読解法/議論の苦手な人は何ができていないのか」というエントリが興味深い。
内容を簡単に記すと、ニュースを見たときには以下の二つの視点で考えてみるというもの。
いま・過去・未来の三つの側面を考える
立場を変えて考えてみる
また、政策を目にした際には、以下の視点で考えてみると良いとも言っている。
「Necessity/必要性」
「Feasibility/実現可能性」
「Workability/実効性」
「Effectiveness/有効性」
「政策評価のピラミッド」
「Justification/正当性」
著者のこの意見について、私はまったく反対しないが、もしこのエントリを読んで「ほー」と思った人がいたら赤信号だと思う。あなたは、物事を「わかる」とはどういうことかわかっていない可能性がある。
「わかる」とはどういうことかいについて先日書いたとおり、物事は自分なりのテンプレートにあてはまったとき初めて「わかった」ことになる。じつはこのテンプレートは様々存在し、使えるテンプレートをたくさん持っている人を「かしこい人」というのである。そして、新しいテンプレートを自分で作る能力のある人が真に「かしこい人」である。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20110216/1297852264