南青山で行われたGR Digital IV先行体験イベントに行ってきました。イベント会場では、GR Digital IVが多数用意されており、好きに触ることが出来ます。また被写体のお姉さんが二人いて、お姉さんを写すこともできます。
イベント会場ではプロカメラマンがGR Digital IVで撮影した写真を飾っています。これらの写真の中では、いのししの写真が私の一押しです。いのししの目がとても印象深く表現されています。
田中長徳氏のトークショーも聞くことが出来ました。彼の話を大雑把にまとめると、田中氏はGR Digitalを使ってプロとしての仕事をしている。最近では日本郵船の広告写真をGR DigitalとCX3で撮影した。コンパクトデジタルカメラは初心者用という先入観が一般にあるが、GR Digitalはプロユースに耐える画質である。この画質をポケットに入る大きさで実現している点がGR Digitalの素晴らしさ。カメラをいつでも持ち歩けるので、面白い光景を撮り損ねることがない。また、ストリートスナップにおいて被写体を威圧することもない。
さらに、GR Digital IVの一時間貸出サービスもお願いしてたっぷり一時間GRD IVで南青山の街を撮影してきました。その写真は別エントリで紹介します。GRD IVと自前のGRD IIIを持って、一時間たっぷり使った感想は、
- AFは体感できるレベルで速くなっている。
- AFが速いだけに、抜き撃ちで構図も決めずにシャッターを切りたくなる。だから、リコーは手ぶれ補正をつけたのか、と納得。
- 手ぶれ補正は優秀。歩きながらパシャパシャと120枚ほど撮ったが、手ぶれ写真はゼロだった。
- バッテリも優秀。一時間の間、殆んど電源ONで120枚撮ったが、バッテリ残量表示はフルのままだった。
- 液晶モニタがすごく見やすい。GRD IIIとは全然違う。見やすい。マニュアルフォーカスも楽々。
- 被写体追尾AFは、構図を決めるときに便利。まず被写体にフォーカスをあわせると、構図を変えても最初にあわせた被写体を追いかけ続けます。
- 重量がGRD IIIより少し軽くなった気がします。
GR Digital IVは、中々使いやすい道具にしあがっています。
まとめ
GR Digital IVは、すごく良い出来に仕上がっています。使いやすい。
一方で、数値スペックはAF速度以外は特に向上していないので、カメラ雑誌やWeb記事のライターはGRD IVの記事を書きづらいだろうな、と思う。ま、レビュー記事くらいで良さが表現できるカメラじゃないので、リコーはGRブログを立ち上げてユーザとコミュニケーションをしているんだから。
おまけ
GR Digital IVで撮った写真をSilkypixでトイカメラ風に修正してみました。
RICOH デジタルカメラ GR DIGITAL IV 175720
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2011/10/20
- メディア: Camera
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