（写真はイメージ）
活字を切り抜いて文章を作ることを、切り貼りという。もとの文章が童話であっても、切り貼りすれば恋愛小説だって書ける。
新聞やテレビのニュースがやっていることは、これと同じだ。報道したいストーリがあって、それに合わせて言葉を切り貼りすれば、どんなストーリだって描けてしまう。読売新聞の記者 恒次氏による小沢氏への質問はまさにこれだと感じる。記者会見の場というのは小沢氏の意見を聞く場であって、恒次氏の意見を小沢氏に話す場ではない。小沢氏の意見がおかしいかどうかは報道を見た視聴者が判断すべきことであって、新聞記者がストーリを描くべきものではない。報道の透明性とはそういうことでしょう。
http://news.livedoor.com/article/detail/5954124/?p=3
でも、なぜこんなことが起こるかというと、視聴者が自分の頭で報道された内容を考えないからだと思う。世の中、白か黒かで割り切れるものではなく９９％がグレーだ。グレーの濃さを自分の頭で判断させる報道はわかりづらいといわれるのだろう。
説明上手は、難しいことの本質を簡単に説明する。説明下手は、難しいことの簡単な部分だけを説明するあるいは、本質を変質させて簡単に説明する。
