理研のスパコン京が世界一になっているにも関わらず、今回のスパコンの事業仕分けの結果が厳しい。2009年11月の事業仕分けでは、蓮舫氏が「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」と発言して話題になった。
スパコンの性能が世界一かどうかとは別に、世界一のスパコンは何の役に立つのか?という問いが存在し、こちらの問いに理研や文科省が答えられないということであろう。スパコンの性能が世界二位以下のときは、「世界一を目指す、世界一になれば(何かに)役に立つ」(あるいは、世界一でないから今は役に立たない)と説明してきたし、スパコンに関わってきた人や世間もそう思っていた。それが世界一になって隠れいていた問い「世界一のスパコンは何の役に立つのか?」を考え忘れていたことが露わになった。
スパコンをめぐる議論については、河野太郎氏のブログが詳しい。
http://news.livedoor.com/article/detail/6035237/