kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



二つのシャッターチャンスを狙う

 「デジタルカメラ」2011年12月号の126ページに、茂手木秀行さんがシャッターチャンスについて書いています。

こうしたシャッターチャンスに心動かされて実際にシャッターを切るわけですね。
 このとき、一つのシャッターチャンスだけでは、写真は説明的であって、目を引く写真になりません。たとえば、空を飛ぶ飛行機がちょうどいいところに来たから、シャッターを切っただけでは、飛行機を説明する写真にしかなりません。しかし、飛行機の向こうに雄大な雲があれば、飛行の浮遊感や旅を匂わせる写真へ変わります。
 つまり、一つの画面に二つ、あるいはそれ以上のシャッターチャンスを同時に取り込むことによって、目につく作品となると同時に、作者の意図が写真を見るものにとても理解しやすくなってくるのです。「二つのシャッターチャンスが出会うとき」を意識してみてください。写真がとっても変わりますよ!

一つのシャッターチャンスに出会うだけでもずいぶんラッキーなことだと思いますが、二つ以上のシャッターチャンスを狙えというのは、ずいぶん難しい注文だと思います。さすがプロは意識が高いのだと感心しました。