kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Nikon J1は不思議なカメラ

新しいものへの道筋、各社の回答」という記事に、J1のことが記されている。

ニコン」という銘を背負って登場した「Nikon 1」シリーズ。ニコンファンはフルサイズセンサーの搭載や“現代版ニコンS”のように、既存ミラーレス一眼を超える性能で登場して欲しいと思っていたのではないだろうか。しかし、実際に登場したNikon 1は、1インチセンサーを搭載したエントリー向けのニュアンスもたぶんに含む製品で、筆者も正直これではライバルに太刀打ちできないのではと思った。
 ところが、長期試用リポートにも書いたが実際に使ってみると思ったより悪くない。さまざまな裏付けがあった上でのシステムのサイズ感と、それをフォローするハードウェアのバランスが絶妙で、面白いように自分の中での評価が上がっていった。いろいろなバックボーンを捨てて頭を切り換えることで、このカメラの良さが分かってくるのではないかと思う。

 センサーサイズが小さいために懸念していた画質は、コンパクトデジカメのそれではなくデジタル一眼レフに近く実用的だった。像面位相差AFや、RAWでの連続撮影が可能な大容量のバッファ、静かで滑らかなオートフォーカスフルHD動画撮影機能(センサー出力60フレーム)もこのカメラの価値を上げていると言っていい。

1インチセンサーというアナウンスにがっかりした人も多いと思う。しかし、いざ使ってみれば中々イケているというのが、よく見かけるレビューである。うーん、不思議なカメラだな。