kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Androidで誰が儲かるのか? 答えは簡単

 本田雅一のエンベデッドコラム(11):「Androidで誰がもうかるのか?」――誰かがもうかるルールの下でゲームをしよう!アンドロイドの論点 : 「Androidで誰がもうかるのか?」に関する考察を読んでいて、複雑に考えすぎているように思う。

Androidで誰が儲かるのか? それは Googleである。

 上記エントリのお題は、「Androidで誰が儲かるか?」ではなく「Android端末を作ってAppleより儲かるのか?」の方が適切でしょう。

 では、「Android端末を作ってAppleより儲けることは可能か?」というお題に対しては、可能なんだと思います。

 Android端末のシェアがiphoneのシェアを随分前に抜き、その差は開く一方です。電車の中でスマートフォンを触っている人を見ても、iphoneを触っているとはもう思いません。このようにiphoneの存在感はどんどん下がっています。存在感が下がったプラットフォームはアプリケーションに見捨てられていきますから、iphoneを支えるエコシステムは縮小するでしょう。こうしてiphoneの売り上げは落ち、Appleの利益は激減する筈です。Appleの利益を支えているのは、少ない製品ラインナップによる開発・製造・営業コストの少なさと、一つの製品の売り上げ個数の多さによるOEMメーカへのディスカウント力です。このため、iphoneの売り上げが落ちればたちまちコスト構造が崩れ、利益率を圧迫していきます。

 私には、スマートフォンという製品が儲かる時代がいつまで続くのか?という問題設定が適切な気がします。