kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Facebookは実名で使おう

 「実名利用を前提とするFacebookは匿名を好む日本で根付くか」という論点がある。しかし、こういう論点の置き方はFacebookを使わない人の好きな論点であり、評論家視点の論点である。一方、Facebookを使っている人にとって大切なのは、「Facebookは実名で使うのが良いか?それとも匿名で使うのが良いか?」という論点である。
 こういった視点で読むと、「ソーシャルメディアに対する見方を改める」は色々と示唆に富む。

記事の中で紹介されているが、各ソーシャルメディアの特徴やできること/できない事を理解し、それぞれに合った使い方を選ぶ必要がある。Twitterでの発言をmixiFacebook、Linkedin etc…全てを連動させる必要もない。
プライベートの付き合いは「Facebook」や「mixi
ビジネス上でのネットワーク維持、セルフブランディングは「LinkedIn」
専門的なコミュニティは、「Google+
情報収集や暇つぶしは、「Twitter
社員間での情報共有は、「Yammer」
顧客に関する社内情報共有は、「Chatter」
ゲームつながりとのやりとりは、「Gree」や「Mobage
スマートフォンでのチャットなら、「カカオトーク
位置情報でのやりとりなら、「eyeland」

いわゆるソーシャルメディアにはいくつかの特徴があり、使う人の目的に合わせてソーシャルメディアを使い分けるのが正しいという主張に、私は同意する。

ソーシャルメディアの用途を大きく情報発信と情報収集に分けるとするならば、ソーシャルメディアの醍醐味は情報発信にある。ソーシャルメディアを使うことで、非常に広い範囲に情報を発信することが可能となる。もし、発信した情報にリアルでのフィードバックが欲しいのであれば 実名を使うことになるし、バーチャルなフィードバックが良いのであれば匿名を使えばよい。

ただし、実名であれ匿名であれ、発信した情報が誰かに影響を与えるためには名前に信頼性が必要である。この信頼性をつけるには、同じ名前を使い続けることが必要だ。また、発信している情報に中身も必要だ。こうして、名前がブランド化されていく。

ソーシャルメディアは自分発信で伝えられるメディアなのだから、極論言ってしまえば普通の大学生や何もないお店がソーシャルメディアを使ってブランディングやプロモーションをしても効果はなく意味も無い。卓越した何か、自らのセールスポイントを持っている必要がある。

こう考えると、自分発信することは結構面倒な作業である。そんな面倒な作業を通じて自分発信するのだから、たくさんあるソーシャルメディアの中で一つくらいは実名で使うのが良いと思う。実名使用に適したFacebookを匿名で使うのはもったいないと私は思う。