NHKを見ていると「下山の思想」が売れているという。私の印象はあまり良くなかったので、ちょっと意外。
私の印象では、日本という国が頂点から落ちていくという話と、個人の人生が老いて頂点を過ぎているという話とを、ごっちゃにして論じていて訳が分からない。この本を10代の若者が読むと全く共感しないんだろうなぁ。
本書を良く読むと、多様な価値観を勧めているというのは分かるのだが、それを「下山」に例えるのはどうかなぁという感じ。
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/12/09
- メディア: 新書
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