「デジタルフォト達人の道」は、ベストショットを撮るためにどこまで追い込むかを垣間見れる本である。例えば、風景写真の撮影には朝の弱い光がベストであり、そのベストを求めて朝3時に山に登る。そしてシャープな写りを求めて、三脚を山の上まで持ち運ぶのだ。
この本を読むと、カメラアクセサリを揃える順序が分かってくる。その順序とは、
- カメラ(もちろん)
- 三脚(プロは手持ちで撮らない)
- RAW現像ソフト(カメラのホワイトバランスはあてにならない)
- 外付けフラッシュ
では、レンズはいつ買うのだろう?
例えば、D3100レンズキットは今では41,000円で手に入る。一方レンズは、例えば、Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8Dは、125,000円もする。初心者がいきなり高価なレンズを買うのはリスキーである。だって、写真という趣味事態に飽きてしまうことだってあるのだから。
私のお勧めは、最初のカメラはD3100などのエントリモデルが良い。それで十分楽しい。そのうち写りに不満がでてきたら、三脚を買おう。そしてRAW現像ソフトと進み、次にレンズを買うのが良いと思う。そうしているうちに最初のカメラが3世代遅れに見えてくるだろう。そのときは既に経験を十分に積んでおり、自分にあったカメラを自分の価値観で選べる筈だ。
- 作者: スコット・ケルビー,Scott Kelby,早川廣行
- 出版社/メーカー: ピアソン桐原
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 4回
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追記
- プロが教える本当にシャープな写真の撮り方 第1回で、本書の一部の内容を知ることができます。