kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



自治体と国の関係

東京新聞が、福島県SPEEDIの情報を早期に入手しながらも活用できなかったことを、報じている。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032190070832.html

 東京電力福島第一原発の事故で、福島県が昨年三月十一日の事故当夜から放射性物質拡散の予測データをメールで入手しながら、十五日朝までの分をなくしていたことが県への取材で分かった。この間に1、3、4号機で相次いで爆発が起きたが、県は原発周辺の自治体にデータを示していない。県の担当者は「(データの)容量が大きすぎて、消してしまった」と話している。
 文部科学省の委託で放射性物質の拡散を予測するシステム(SPEEDI=スピーディ)を運用する原子力安全技術センター(東京)によると、センターは震災当日の昨年三月十一日午後四時四十分、文科省の指示を受け福島第一原発から放射性ヨウ素が毎時一ベクレル放出されたとの仮定で試算を開始。一時間ごとに文科省経済産業省原子力安全・保安院にデータを送った。
 国の現地対策拠点となったオフサイトセンター(OFC、福島県大熊町)と福島県にも送る予定だったが、震災で回線が壊れたため送れなかった。
 だが、メールの回線ならば送れることが分かり、十一日深夜、OFCに隣接する県原子力センターからの送信依頼を受け、予測データの画像を県側にメールで送信。十二日深夜には県庁の災害対策本部にも同様に送り始め、一時間ごとに結果を更新し続けた。
 ところが、県の担当者によると、十五日朝までメールの着信に気づかず、それまでに届いていたメールは消してしまったという。
 県は「予測は役に立たない」として、その後も送られたデータを公表せず、市町村にも知らせなかった。
 これらとは別に、県は十三日午前十時半ごろ、保安院からもファクスで拡散予測を受け取っていた。こちらも十二〜十三日早朝までのデータだったため、「既に過去のもので、正確ではない」として公表しなかった。
 県の担当者は「送られてきたデータは二十キロ圏の範囲で、既に圏内の住民は避難した後だった。本来は国が公表すべきデータだが、結果として、住民が被ばくしたのは事実で、早めにお知らせすればよかった」と釈明した。
東京新聞

私が気になるのは、

 県の担当者は「(中略)本来は国が公表すべきデータだが、結果として、住民が被ばくしたのは事実で、早めにお知らせすればよかった」と釈明した。

県の担当者が、国がやってくれないからできない、と言っているようで情けない。大阪の橋本市長が、自治体が頑張るから地方自治をやらせてくれ(自治体に権限をくれ)と言っているのと比べて、「自治体ではできないから国がやってくれ」というのはなんともカッコ悪い。