日経新聞に「「ニコ動」で進行するコンテンツ革命、熱狂の舞台裏」という記事が出ている。内容は、「ニコニコ超会議」において、初音ミクなどのボーカロイドを用いたバーチャルアイドルのコンサートが大いに盛り上がったという内容である。
ニコニコ動画で起きている内容は、これまでブログや携帯小説など文字情報で起きてきたことと大きくは同じである。つまり、
- ネットにより、個人(素人)が情報発信することが可能になった
- 誰かの(一次)コンテンツをもとに別の誰かが(二次)コンテンツを作成する、コンテンツがコンテンツを作る連鎖ができている。
- そうした素人コンテンツの中にはクオリティの高いものがあり、大いにウケる(例えば、電車男)。
ニコニコ動画の場合は、個人が情報発信するために、ボーカロイドというツールの出現を待たねばならなかった、ということである。
私が、上の記事にオヤっと思ったのは、ライブに人が集まったという点である。大規模なオフ会と思えばよいのか、それともライブとして今後も成立するのかはわからないが、素人コンテンツを見るために大人数が集まるというのは、新鮮な印象を受ける。
バーチャルアイドルが登場したのは、超会議の目玉で「ニコニコ超パーティー」と銘打たれた夜間ライブ2日目の一幕。
今後、ニコニコ動画と類似のサイト(プラットフォームが)現れ、淘汰が進み、安定期に入ると思う。その過程でTVなど様々なメディアへどんな影響を及ぼしながら、どんな形態で安定するのか、想像がつかない部分が「ライブ」である。
とんでもないことが起きて欲しいと期待している。そして、自分もそのとんでもないことの推進力として参加したい。