kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



ブレーンストーミングと自己顕示欲

 昨日職場のブレーンストーミングがとてもうまくいった。「否定的なことを言わない」は、ブレーンストーミングの基本であるが、なかなかできないものである。昨日はこれが徹底できた。まったく「否定的なことを言わない」ブレーンストーミングができた。その結果、非常にバラエティに富む意見が出てきた。ブレーンストーミングは発散系の手法なので、様々な意見が出れば出るほど良い。「否定的なことを言わない」というたったこれだけのことで、場の雰囲気がこれほど変わるのかと感心するほどの良い雰囲気が出来上がった。
 では、逆に、ブレーンストーミングでなぜ否定的なことを言うのだろうか?
 自分の意見を言うときに、何かと比べた方が分かりやすい。それで他の意見の欠点を言ってしまうのだ。そして、その背後には自己顕示欲が隠れている。僕の意見を認めてよ、と暗に言っているのだ。
 こう考えると、信頼関係のない人間とブレーンストーミングを行うことは難しいように思えてくる。相手から認められている気がしないので、「僕の意見を認めて」という欲求が増えてくるからだ。
 ブレーンストーミングは、自己顕示欲を抑える修業の場にもなり得る。