kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



実写サンプルにおけるすご技

 デジタルカメラを買おうかと思っている人は、お目当てのカメラのメーカーが提供している実写サンプルをチェックすると思います。例えば、

 メーカーの提供する実写サンプルは良く写りすぎているように思いませんか?私は凄すぎると思います。そこで、ヒストグラムを調べてみました(ヒストグラムLightroomで表示したものです)。


 まずはパナソニック提供のLumix GX1の実写サンプルヒストグラムが下です。

 この写真の凄い所は、黒潰れしている個所が全く無く、また白とびしている個所も極僅かしかありません。このサンプルのように、太陽の直射光のあたった明るい部分と日陰の暗い部分が混在する写真は、通常は黒潰れか白とびかのどちらかが派手に起こります。このサンプルでは絶妙な被写体選び(海の部分が太陽光の反射が抑えられていて意外に暗い)と露出制御がなされていると想像できます。


 次にキヤノン提供のIXY3の実写サンプルヒストグラムが下です。

 IXY3というコンパクトデジタルカメラで撮ったとは思えないほど良い出来の写真ですが、ヒストグラムを見るとその凄さが一層分かります。黒潰れ・白とびが全くないことに加えて、低輝度から高輝度まで偏らない綺麗な分布をしています。壁・モデルの服装・机の上の小物などの色が厳選されており、照明も絶妙に制御されていることが想像できます。

まとめ

 メーカ提供の実写サンプルは、被写体や照明が絶妙に制御されることで、素晴らしい出来となっている。これらの写真を撮るには、カメラ価格とは桁違いの費用が掛かっているように感じる(このエントリを書いていて、実写サンプルってLightroomPhotoshopで修正されている可能性もあるとも考えた)。そのようにして撮られたサンプル写真が、素人の参考になるかは微妙かもしれない。

Adobe Photoshop Lightroom 4 Windows/Macintosh版 特別提供版

Adobe Photoshop Lightroom 4 Windows/Macintosh版 特別提供版

Photoshop Lightroom 4 マスターブック for Mac & Windows

Photoshop Lightroom 4 マスターブック for Mac & Windows