「仕事の効率化が図れるフレームワーク思考」なるエントリを読んでいて、こういうのを信じてしまうと危ないなっと感じる。危ないと感じるのは、この記事に出ていることを実践しても、仕事の質が上がらないからだ。質を要求されない学校の宿題のような作業ならば、フレームワーク思考でやればよいのだが、仕事はそうはいかない。
フレームワーク思考では、ある決まった型に沿って情報を整理するため、出来上がった仕事は平凡な出来になる。穴埋め問題を解くようなものだ。つまり、フレームワーク思考は創造性とは真逆の思考法なのである。そして、良くできた仕事とは創造性を総動員して取り組まれたものである。
もし、あなたの仕事の出来栄えがパッとしない平凡なものであるときは、フレームワーク思考を磨いていはいけない。足りないのは効率ではなく、創造性なのだから。