kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Sony α99を発表

 Sonyがフルサイズ撮像素子を搭載したα99を発表しました(発売日は10月26日)。

このα99の最大の特徴はなんといっても、撮像素子がフルサイズであること。これまでのαシリーズはAPS-Cサイズであったので面積比倍以上の撮像素子を積んだことになる。撮像素子の大きさは画質に直結するので、α99がどんな絵を出すか楽しみである。ちなみに撮像素子のサイズについては、先日書いたエントリも参考にして欲しい。

次の特徴は、デュアルAFシステムである。

世界初※1、11点クロス19点+102点の先進AFシステム「デュアルAFシステム」
クロスセンサーを11点配置した19点の高速・高精度位相差AFセンサーと、イメージセンサー上に埋め込んだ102点の多点像面位相差AFセンサーの両AFシステムを、世界初※1、同時駆動させます。これにより、被写体が19点AFセンサー上から外れた場合でも、カバー範囲がより広い多点像面位相差センサーが追尾し続ける、高性能なAFを実現します。

要するに、位相差AFが2種類積んであってその両方を使いますよ、という方法である。位相差AFを行うためのセンサーが、カメラ上部と撮像素子埋め込みと2か所にあって、両方使う。面白いのは、上記の発表記事を読むと、像面位相差AFは(カバー範囲は広いが)精度が悪いように読める。また、他社のAF方式は、位相差AFとコントラストAFを同時に使用することで、位相差AFの高速性とコントラストAFの正確性の良いとこどりを実現している。これに対して、α99は位相差AFを二つ併用である点が新しい。実際のところ性能はどうなのか発売が楽しみである。ちなみに位相差AF方式については、先日のエントリを参考にしてほしい。

 最後に、α99の有効画素数は、2430万画素である(最近私は、画素数は気にならなくなってきています。)。

追記

 NIKONのD800が大いに売れていることを考えれば、ソニーがフルサイズ機を投入することは、少し予想していました。NIKON D800Eがローパスレスを訴求したことの真似をして、ソニーもローパスフィルタを外してくるとも予想していたのですが、そこは外れました。