今日のNHK趣味の園芸は、小山内健さんが鉢バラの土替えを紹介していました。題して「枝と根で決める!冬の植え替えテクニック」。
今回の番組で勉強になったのは、鉢は大きければ大きいほど良いわけではなく、バラの根の大きさに合った鉢を選ぶ必要がある、ということです。そもそも、土替えを行う理由は、
- 根詰まりの解消
- 育ちの悪いバラの環境改善
です。つまり、どちらも当てはまらない鉢は土替えする必要はないようです。
では、土替えの必要なバラ鉢をどう選ぶかというと、上の二つに対して異なる選び方が必要になります。
根詰まり解消のための、バラ鉢の選び方と土替えの方法
- 鉢の大きさに比べて、大きく育った株を選ぶ
- その株の株元と鉢のふちとの中間を棒で突っついてみる。棒が深く刺さるようだとまだ根が張るスペースがあるので土替えをしなくてもOK。棒が刺さらない場合には、土替えを行う。
土替えの方法は、予め株の葉をすべて取り除いておき、それから株を鉢から抜き、根鉢を崩します。小山内さんの根鉢の崩し方は、
- まず、根鉢の上1/3の角を皮を剥くように取り除く
- 根鉢の底をハサミで深さ3cmで十文字に切り込みを入れ、切りこみの中心から外側に皮を剥くように土の塊を取り除く
- 根鉢の真ん中1/3を (人間の頭を)マッサージするように、ワサワサとほぐす
大体、元の根鉢の大きさの2/3〜1/2の大きさになるまで土を落とします。また、太い根が出てきたらハサミで切り取ります。
土を落とせたら、鉢に埋め戻して、水をたっぷりやりましょう(鉢底から水がしみ出るくらい)。そして、一時間後に再び水をたっぷりやったら、おしまし。
育ちの悪いバラの環境改善のための、バラ鉢の選び方と土替えの方法
鉢に対して株が小さく、枝の色が薄い(例えば、黄色い、黄緑色)のような株を選びます。
土替えの方法は、株を鉢から抜き、根の黒い部分(死んでいる根)を、切り口が白くなる部分まで切り取ります。一回りあるいは二回り小さい鉢に植え替えます。そして、枝を根の大きさに合わせて切り詰めます。育ちの悪い株の根や枝を切るのは怖いのですが、勇気を持って切り詰めるのがコツだそうです。
まとめ
根詰まりしているバラ鉢って結局どれくらいか、文章では分かりづらいと思います。私は、以下のようになっている鉢は土替えします。
土替えをすると、根が元気になってたくさんの花が咲きます。来年の花を楽しみに頑張って土替えをしましょう。
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