kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



競合との競争で日本一あるいは世界一になれるか?

 「イノベーションは競合との競争で生まれるか?」という記事を読んで、昔に聞いた話を思い出した。
 とあるスポーツの指導者の話。彼は、四国の高校でスポーツ指導をしていたが、その高校は四国ではぶっちぎりに強いのだが、日本一になれないでいた。いつも決勝、準決勝あたりで負けてしまう。そこで、彼は同じ県の別の高校の指導も始めた。その高校は順調に力を伸ばし、全国レベルの高校になった。その結果、もともとの高校は、四国でぶっちぎりにつよい高校ではなくなったが、全国大会で優勝することができた。
 人と言うものは、近くにライバルがいないとどこかに緩みが出て自分を追い込みきれないということだと、その話を聞いたときに思ったものだ。そして、「イノベーションは競合との競争で生まれるか?」は、個人だけではなく組織や会社も、ライバルを意識することでより一生懸命になれると言っている。
 スポーツの場合、その目的はライバルに勝つことではなく、競技スキルを磨くことであるから、ライバル校だけを意識して練習をするわけではない。常に全国の強豪校を意識する。ビジネスの場合も、競合他社だけを意識していると、自社の製品・サービスのレベルが上がっていかないのも同じなのだなっと思った。