kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



GR Digital Vにワクワクしてる

 リコーがGR Digitalの最新機種 GR Digital Vを発表した(例えば、「ペンタックスリコー、APS-CサイズCMOSや新レンズ搭載の高級コンデジ」)。GR Digitalシリーズは、数値スペックでは計れないトータルの描写力高さや使い勝手の良さ故、熱狂的なファンがいる。私もそのファンの一人。
 私は、GR Digital 3のユーザである。このカメラの良さは、(1)写りが良いこと、(2)小型であること、(3)レスポンスが良いこと、この3点を高いレベルでバランスをとっているところである。GR Digitalシリーズは、「撮影領域を広げる」をコンセプトに改良を繰り返してきたカメラである。今回は、撮像素子をAPS-Cサイズにした(これまでの1/1.7サイズと比べて10倍の大きさ!)ことで、暗い場面での撮影がやりやすくなったと考えられる。つまり、「撮影領域」を薄暗いシーンへも広げたということだ。
 実は、GRDがAPS-C撮像素子を採用するという噂は事前に流れていた(例えば、「GR Digital Vは大型撮像素子に像面位相差AFを採用、と勝手に予測」)。この噂が流れたとき、GRDファンは、カメラのサイズが大きくなることを心配した。そこで、GRD VのサイズをGRD IVと比べてみる。

幅×高さ×奥行
GRD IV 109×60×33 mm
GRD V 117×61×35 mm

幅が8mm大きくなっているのが目立ちますが、これくらいならば余裕でポケットに入ります。これだけの小型化を実現するのに、リコーのエンジニアは設計にかなり苦労したことでしょう。
 また、撮像素子がCCDからCMOSに変わっているが、これはCMOSの方が性能が高くなっているということでしょう(APS-C撮像素子でCCD方式を採用しているカメラを私は知らない)。

まとめ

 待ちに待ったGR Digital Vが発表された。噂通りAPS-C撮像素子を搭載している。APS-Cという大型撮像素子を搭載してカメラサイズが維持できるのか半信半疑だったが、リコーのエンジニアはポケットに入る小型カメラに仕上げた。これにより、(1)写りの良さ、(2)小型であることというGRDの良さを一層伸びたことが期待できる。あとは、(3)レスポンスの良さがどの程度であるか発売が楽しみである。GRDのファンとしてワクワクしている。

追記

 GRブログに「ず〜っと真っ直ぐ」というエントリがある。GRのレンズがどれほど優秀であるかアピールしている。最近のデジカメは小型化を優先して、真っ直ぐな物が曲がって写ります(つまり歪曲)、これを画像処理で真っ直ぐに直しているのです。画像処理で真っ直ぐにするのもデジカメの新しい可能性を開いたのですが、やはり不自然に写るものです。ピントのあった距離での歪曲は直せますが、背景等の距離の異なる部分については歪曲補正はうまくいかないものです。こう考えると、GRのレンズの良さにワクワクします。



(GR Digital 3にて撮影)